遅咲きのインド人バレエダンサーの姿を追う 『コール・ミー・ダンサー』2024年冬公開決定
遅咲きのインド人バレエダンサーの姿を追ったドキュメンタリー『Call Me Dancer(原題)』が、『コール・ミー・ダンサー』の邦題で2024年冬に新宿シネマカリテほかにて全国公開されることが決定した。 【写真】元パリ・オペラ座のエトワール、フランソワ・アリュも登場する『ボレロ 永遠の旋律』 本作は、2020年のNetflix映画『バレエ:未来への扉』に本人役として出演し、現在もダンサーとして活躍するマニーシュ・チャウハンと、その師匠でイスラエル人のバレエマスター、イェフダの姿を追ったドキュメンタリー。自身もダンサーとして長く活躍し、引退後プロデューサーに転身、バレエの舞台から数々のドキュメンタリーで名誉ある賞を獲得してきたレスリー・シャンパインと、25年以上ドキュメンタリーを中心に制作してきたピップ・ギルモアが監督を務めた。 ムンバイで大学に通うマニーシュは、ストリートダンスに興味を持ち、独学で練習を始める。ある日、出場したダンスの大会で注目を浴びた彼は、出場していた他の選手にダンススクールに通うことを勧められた。決して豊かな家庭環境ではないながらもマニーシュに一生懸命、教育を施してきた両親からは反対される中、ダンススクールの門を叩くが、そこでバレエを教えるイスラエル人。イェフダと出会い、バレエの虜になってしまう。優れた運動能力とたゆまぬ向上心を持つマニーシュに、同じ熱量で教えていくイェフダ。しかし、バレエダンサーとして活躍するには、マニーシュは年を重ねすぎていた。映像には、ストリートダンス、バレエ、コンテンポラリーダンスと、夢を実現するため年齢に応じて様々なダンススタイルに挑戦するマニーシュの姿と成長が捉えられている。 あわせて公開されたティザーポスタービジュアルには、踊るために鍛え上げられた身体とともにバレエに没頭するマニーシュの姿が。「バレエの虜になった遅咲きのダンサー・マニーシュ。彼を待ち受けていたのは、試練の数々だった」というキャッチコピーが添えられ、夢中になれるものを見つけた人間が持つ真剣な眼差しが捉えられている。
リアルサウンド編集部