中国海警局「フィリピン船が故意に衝突」 南シナ海周辺で両国の対立激化
中国海警局は、フィリピンと領有権を争う南シナ海で、「フィリピンの船が故意に衝突した」と発表しました。周辺海域では両国の衝突が相次ぎ、対立が激しくなっています。 中国海警局は31日、領有権を主張している南シナ海のサビナ礁周辺で、「フィリピンの船が挑発を続け、危険な方法で故意に衝突した」と発表しました。「責任は完全にフィリピン側にある」と強調しています。 中国側は29日にも周辺海域で停泊していたこのフィリピン船に対し、フィリピン側が補給物資の投下などを行っているとして非難の声明を発表しています。 サビナ礁周辺では25日にも衝突が発生し、両国間で非難の応酬が続いています。中国海警局は、「事態をエスカレートさせれば引き起こされる全ての結果はフィリピン側が負うことになる」などと警告していて、対立が激しくなっています。