内装は?サイズは?ファミキャンに超便利なでっかい3列SUV、マツダ「CX-80」を徹底レビュー
今秋発売予定のマツダのフラッグシップSUVを編集・早坂と記者・櫻井がいち早くテスト。7人乗りも選べる3列シート仕様で、なおかつ運転の楽しさも追求しているぞ! 【写真14枚】2~3列目をたためば車中泊に対応し、床下収納も付く。マツダ「CX-80」の内装を写真で見る
カッコよくて室内広々! 3列シートのSUVが帰ってきた
◆マツダ/CX-80(XD S Package 7人乗り 4WD) ¥未定 問い合わせ先:マツダ ◆「もしものときの3列目」を備えて安心! 普段は広い荷室をキャンプに活用 早:今秋発売のCX-80は最大で7人が乗れるSUV。国産車では貴重な存在です。 櫻:昨年、同じ3列シートのCX-8が販売を終えて以来のニュースだね。 早:ボディーの鼻先が長くて、かっこいい~! 櫻:デザインより機能を重視するアウトドアズパーソンにも、CX-80は魅力的。CX-8と比べて荷室の寸法は同程度ながら、2列目の空間が広がり、3列目も安定した着座姿勢をとれるようになっているんだ。 早:実際に座ってみて、それを体感できました。特に3列目は無理のない姿勢で座れるので、フル乗車でもリラックスできますよ~。 櫻:しかも、2名乗車か2列目に1名が座る3名乗車の場合、2列目と3列目をたたむとリアゲート開口部まで段差のないフラット構造になる。積載重視の使い方でも広さが生きてくるね。 早:フル乗車だと荷室が狭いのはミニバンも同じ。厳密には、天井までの高さにゆとりがあるのはミニバンのほうですが…。 櫻:3列をすべて使うのは、街乗りで友人家族を乗せるときとか帰省して3世代で移動するときが一般的。3列目をたたむのが前提のキャンプなら、物足りなさを感じることはないと思う。 早:3列シートを使いこなすのが楽しいCX-80のもうひとつの魅力は、上質な走り。腰高感が少なく山道をスイスイ行けるし、4WD車も設定されているので、荒れ地や雪道も安心です。 櫻:CX-80は後輪駆動をベースに設計されているんだけど、前輪を舵切り、後輪を駆動力の伝達に分けるこの構造はタイヤの能力に余裕が生まれ、ハンドルの操作感が素直。だから乗り味が上質なんだ。 早:スポーツカーや高級セダンは今でも後輪駆動が多いですもんね。走りにこだわるマツダならでは! 櫻:マツダらしいといえば、ディーゼルエンジンを設定している点も。低速から力強くて燃料費も抑えられるディーゼルエンジンは、長距離を走るアウトドアで真価を発揮するからね。 早:CX-80の上位グレードは外部充電ができるPHEV。憧れるけど、電池のコストの関係でお値段が高いです……。ディーゼル車は特有の振動と音もかなり抑えられているので、僕はこっちがいいな~。 櫻 今回は概要説明だったけど、BE-PAL.NETでは10月中に試乗レビューをお届け予定。お楽しみに! ・実用性と美しさを兼ね備えたスタイリング ロングノーズのプロポーションが美しくスポーティな印象を高めている。全長5m近い巨体ながら最小回転半径を5.8mに抑え、狭い場所での取り回しもしやすい。また、十分な最低地上高を確保しているため、未舗装路でも安心だ。 ・3列目をたためば荷室にがっつり積める! 3列目をたたんで積載した状態。開口部が肩口まで直立しているので、高さのある荷物を積みやすい。 3列目を立てた状態でも工夫すれば2名分の荷物が入る。 2~3列目をたためば車中泊にも対応。 床下収納も付く。 荷室の壁にAC100VとDC12Vの電源が付く(PHEVにはAC1500Wも付く)。 ・頭上と足元に余裕あり! フル乗車でも快適に座れる 撮影車両の2列目は3人がけのベンチシート。頭上はCX-8よりも2列目が8mm、3列目が30mm高く、圧迫感が少ない。 2列目の足元にも十分な余裕が。 3列目は身長170cm相当の乗員に対応する一方で、子供が座ったときに足つきが安定する工夫も。 ・ロングドライブも楽しい快適空間 撮影車両のインテリアは機能的な素材や質感を採用。表示部分の視認性や操作性も良好。 幅950×長さ1,021mmのパノラマサンルーフもグレード別に設定。開放感抜群! ・SPECIFICATIONS(XD S Package 7人乗り 4WD) 【ボディー寸法】 全長 4,990mm 全幅 1,890mm 全高 1,710mm 最低地上高 170mm 最小回転半径 5.8m ホイールベース 3,120mm タイヤサイズ 235/60R18 車両重量 2,030kg 【エンジン】 排気量・種類 3.3L 直列6気筒ディーゼル 最高出力 未定 最大トルク 未定 燃料種類 軽油 燃費(WLTCモード) 未定 【トランスミッション】 8速AT ※価格、スペックの未定は、8月26日時点のものです。 ※構成/櫻井 香 撮影/三浦孝明 (BE-PAL 2024年10月号より)
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