【阪神】岡田彰布監督、低調な打線に苦言「あまりにもひどすぎる」「交流戦で点入らんぞ」「同じことばっかり繰り返してる」
◆JERAセ・リーグ 阪神1―2巨人(26日・甲子園) 阪神が逆転負けで5カードぶりに負け越した。甲子園のデーゲームは無傷の7連勝中だったが、競り負けた。 1―1の延長10回、1死一、三塁から岩崎が丸に犠飛を浴び、勝ち越しを許した。9回1死にはゲラが岡本和に同点弾を献上。“ダブル守護神”がそろって失点は今季初めてとなった。 巨人先発・菅野に6回までノーヒット。7回1死から森下が右中間へ二塁打。大山が左前打で続き、渡辺が右前適時打で先取点を挙げていたが、打線は5安打1得点に終わった。 先発・才木浩人投手は7回1/3を7安打無失点と好投したが、両リーグトップとなる6勝目を逃した。 以下は岡田監督の一問一答 ―後ろの投手より打線か 「打線よ、そんなもん。何にもせえへんのやもんなあ」 ―各自が考えて 「まあなあ、初めてのピッチャーちゃうからなあ」 ―3回で30球を投げさせて中盤からという感じに見えた 「いやあそうでもないわ」 ―6回の攻撃の前に円陣を組んだ 「なんにもせえへんから、俺が言うたんやで。こんなんやってたら、またやられるでって」 ―円陣は好きじゃない 「ああ。でもおまえ、同じことばっかり繰り返しているわけやから」 ―状態とかそういう問題ではない 「ないよ、そうじゃないよ。きれいなヒットなんかでえへんで」 ―打席での考え方で思うところは 「そらあるよ、いっぱい」 ―才木は粘った 「粘った、粘った。もう十分よ。1点じゃのお。1―0で勝とうと思う方が間違いよ。ピッチャーもたんよ。あんなんしとったら。それをバッターが分かるかどうかやろうな」 ―4月は楽な展開で投げさせたいと言っていたが点取れないことがしわ寄せに 「まず点を取るよりヒットを打つことよ。そらこんなんで勝ったらあかんということやろ。失礼やいうことよ」 ―野球の神様が… 「野球の神様、そんなん知らんけど。そういうことやろ。勝っただけで終わってしまうからのお、野手の方は。毎日やから、ピッチャーは。中6とかでなんとか0点に抑えようと思って投げとるわけやから。そらもう打つ方があまりにも酷すぎるよな。これから交流戦やから余計やで。真っ直ぐが打てんから。もうちょっと考えなあかんわな。だからパ・リーグのピッチャーなんかこれからな、強いストレートくるよ。もっと点入らんわ、交流戦なったらな、今の状態じゃな」 ―頭痛い 「頭痛いって、お前(笑い)。打席に行くのも選手やねんから、なんぼ言うてもしゃあないやん。真っすぐ遅れるんやから。そら水口もミーティングで前行って打ってって言うてるけど、誰1人前行って打ってないやろ」 ―やろうと思ってもできない 「技術がないんやろな。まあ、差されるのはずーっとやんか。ずーっと速いボール打てんみたいやな」 ―変化球を空振りするのが嫌なのか 「いや、知らん。それはお前、個々の選手の感覚やろ。泳げ言うてんのにな」 ―交流戦前できれいに勝っておきたかった 「きれいにって言うかお前今日の1―0で勝ってそれがきれいかどうかわからんで。勝ち負けだけでやったら、そら勝っとくのに越したことはないけど、やっぱりこんな勝ちばっかりな。わからんかな、そらバッター陣はな。こんな点な、点言うかヒットが出ないってお前」 ―ここまでの戦い 「まぁ(貯金)6いうてもそんな…。そら不思議よ、はっきりいうて。そやろ?数字見たら不思議やんか」 ―後ろもたまには打たれる。 「いや、そら打たれるよぉ。そんな1年間打たれんことはないわけやからなあ。まあ岩崎はちょっとボールいってない、調子悪いなあ。こないだ広島ぐらいからなあ。だらも今日は9回は最初からゲラのつもりやったけどなあ。不用意やったよ、初球がなあ。もっと丁寧に入っとけばっていうのがあるけど。でも、いつもいつも1点差で投げとってそれは、もう言うのが酷よ、はっきりいうて。そんなんもう、なあ。昨日の3点ぐらいあればな、まだな、楽に投げれるけどお前、毎試合毎試合こういう展開じゃお前、そら交流戦で点入らんぞ。ほんま入らんよ」
報知新聞社