【大相撲】大の里〝ワッフル好き〟が高じて… オリジナルメニューがV効果で大反響
大相撲の新大関大の里(24=二所ノ関)は〝甘党〟の一面があるようだ。 9月の秋場所で2度目の優勝を果たし、昭和以降史上最速での大関昇進となった。大器の地元、石川・津幡町のベルギーワッフル専門店「もみの木カフェ」の木下登希世社長(44)が10月31日に取材に応じ、「(大の里は)小学校低学年の時からお店に来ている。『ショコラフォンダン』というプレーンワッフルの中にチョコレートが入っているのが一番好きみたい。中学から新潟に行っても、お母さん(朋子さん)が何か食べたいものを聞いたら『ワッフル』と答えるみたいで、お母さんが仕送りで(新潟に)送っていた」と明かした。 大の里は初優勝した夏場所後に、「もみの木カフェ」の金沢駅店を訪れた。店頭とオンラインショップでは秋場所後から、本名・中村泰輝から名前を付けた「だいきくんワッフル」を販売している。 木下社長は「かねて大の里から『(優勝したら)オリジナルメニューを作りたい』というリクエストがあった。そしたら秋場所でも優勝して、お祝いも兼ねて急いで作った。大の里はチョコが好きだから、ショコラフォンダンの上にホワイトチョコとスイートチョコで(大の里の)顔を描いてます」と説明。この「だいきくんワッフル」が一部の民放キー局で取り上げられたこともあり、昇進伝達式が行われた9月25日のオンラインショップの売り上げが、10倍に急増したという。 九州場所(10日初日、福岡国際センター)で新大関Vを達成すれば、来年初場所での綱取りも現実味を帯びてくる。木下社長は大の里に向けて「プレッシャーもあると思うけど頑張ってほしい」とエールを送った。
加田晃啓