森田剛主演 戦時中のアナウンサーたちの知られざる苦悩と葛藤を描く 『劇場版 アナウンサーたちの戦争』
森田剛主演『劇場版 アナウンサーたちの戦争』の公開日が決定し、あわせて、本作の予告映像とポスタービジュアルが公開された。 太平洋戦争では、日本軍の戦いをもう一つの戦いが支えていた。ラジオ放送による「電波戦」。ナチスのプロパガンダ戦に倣い「声の力」で戦意高揚・国威発揚を図り、敵を混乱させた。本作は、それを行った日本放送協会とそのアナウンサーたちの戦時中の活動を、事実を基に映像化し、放送と戦争の知られざる関わりを描く。 この度公開された予告映像は、戦時中、国民の勝利への士気を高めるべく、ラジオを通して、戦意高揚を伝えた和田信賢(森田剛)と、仲間のアナウンサーたちの苦悩と葛藤の姿が描かれる。和田は、自らが国の扇動に加担しなければならなかった現実に悩み、抗い、苦しみ続ける。希望だったはずの“言葉”は、武器となっていく。 予告映像は、森田が演じる和田の学徒出陣実況のシーンで締めくくられる。雨の中の緊迫した実況シーンの撮影を振り返り、演出の一木正恵は「何が起こるのか‥‥。異様な緊迫の中、芝居が始まった。何度もスタッフを圧倒した森田さんの演技は、ここで恐らく振り切れる。故に芝居固めのドライもテストもせず、本番へ。憑依から客観、呟きから慟哭、そして絶叫。人間の闇、狡さ汚さから逃げない森田さんの生き様が、この実況のため肉体を極限まで追い詰めた信賢の魂と交錯。痛ましくて直視出来ない、かつ心臓を鷲掴んで離さない凄まじい引力。私は時空を彷徨って芝居であることを忘れ、戦争の無念さに茫然としていた。 」とコメントを寄せた。 『劇場版 アナウンサーたちの戦争』は、2024年8月16日(金)より全国公開。
otocoto編集部