誰かと一緒に食べるのが怖い…パニック障害と併発しやすい「会食恐怖症」
強い不安感や発作に襲われるパニック障害ですが、症状が続くうちにうつ病を併発したり、パニック障害以外の不安症を引き起こすきっかけとなってしまうことも。 【マンガ】やっぱり健康にいい!? パニック障害があるわたしの「推し活事情」 つぶちゃんがパニック障害といっしょに併発したのは、「会食恐怖症」とよばれるものでした。誰かと食事をするのが怖いという感覚はどんなもなのか、つぶちゃん視点で描きます。
パニック障害の厄介なところのひとつに、他の病気や不安障害の入り口になりやすいという点があります。 長い期間不安や恐怖と向き合うため、心や身体を蝕まれてしまい、他の病気を併発しやすくなるのです。
今回は私はパニック障害とともに引き起こしてしまった、『会食恐怖症』について体験談をお話したいと思います。 会食恐怖症とは… シンプルに説明すると「誰かと一緒に食事するのが怖い」という恐怖感を持ってしまうメンタルの疾患です。なぜ会食が怖いのかというと、あくまで私の場合ですが経緯からお伝えします。
パニック障害になったばかりの頃から、だんだん食欲が落ち、食べ物がおいしそうに見えなくなり始めたことに気付きました。 そして人が何かを食べる姿に、理由の分からない恐怖を感じるようになりました。 つぶちゃん「なんか怖い…」
その何だか分からない恐怖感は、自分が食事を摂る時にもやってきました。 つぶちゃん「このパッケージを開けたら食べ切らないといけないんだ…」 ドクター「点滴よりもできるだけ口からしっかり栄養を摂って」 つぶちゃん「私は今食べていない、何も食べていない…」 食事と全く関係のないテレビ番組を見ながら、無理やり食べ物を詰め込みました。
こうした食への恐怖心は時とともに薄れていきましたが、人と食事するのはやっぱりまだ不安なのです。 つぶちゃん「食べてる途中で気持ち悪くなったらどうしよう」「お腹がすごく痛くなったらどうしよう」「何かあった時に人に迷惑をかけたくない」「そもそもまだ自分の中で食べられるものが限られてる」「パニック発作出るかも」 とにかく心配でたまらなくなります。