Living in Sapporo《ドイツ人》ヤミツキさん後編 スープカレーが最高
都市と自然、両方の魅力を持つ札幌が大好き
現在は、ドイツ語圏からやって来る人たちの通訳や書類の翻訳、札幌の姉妹都市であるミュンヘンとの調整などが主な仕事です。ミュンヘンといえば、15年続いている「ミュンヘンクリスマス市」(毎年11月末からクリスマスまで大通西2丁目で開催)が最大のイベントですね。ドイツからの出展者もいるので、彼らを迎え入れる体制を作るのも業務のひとつです。 ドイツでは、日本のお正月のように家族が集まってクリスマスを祝いますが、その前の4週間(「アドベント」と呼ぶ)はどの街でも出店が出てにぎやかな街並みになります。「ミュンヘンクリスマス市」は、クリスマスに関する雑貨と食事・ホットワインの販売が半々くらいの割合で、ドイツのイベントと雰囲気が凄く似ているんです。 そしてドイツ語の普及にも取り組んでいます。ドイツ語は日本人にとって発音が難しいといわれますが、とにかく会話することで慣れてきます。週に1回開催しているドイツ語教室も会話中心ですが、参加者の皆さんはどんどん上達しています。 実はJET(The Japan Exchange and Teaching Programme/外国青年を招致し地方自治体等で任用することで外国語教育の充実と地域の国際交流の推進を図る事業)の期間は3年なので、あと4か月で任期が終わってしまいます。「ミュンヘンクリスマス市」も3度経験しましたが、今年はお客さんの一人として行きたいですね。 国際交流員の任期が終わっても札幌に住み続けたいと思っているので、これからは就職活動が忙しくなるかもしれません(笑)。いろいろな企業・店舗がある都市としての魅力、アウトドア派にはたまらない自然、そして地ビールとスープカレーがある札幌は本当に素晴らしい街だと思います。