Living in Sapporo《ドイツ人》ヤミツキさん後編 スープカレーが最高
【北海道・札幌】200万人近い人口を抱える北海道の道庁所在地・札幌。「さっぽろ雪まつり」を代表とする世界規模のイベントも開催され、多くの観光客が訪れる街だ。その札幌には多くの外国人(2011年の札幌市の調査によると「札幌の外国人登録者数」は9500人強)が住んでいる。そこで、札幌で暮らす外国人に「札幌の魅力」を聴く「Living in Sapporo」の不定期連載をスタート。第1回目は、札幌国際プラザ(札幌市中央区)で国際交流員として働いているドイツ人、ウリ・ヤミツキさんになぜ日本に興味を持ったのかを聞いた。今回はその後編をお届けする。(インタビュー・構成/橋場了吾) 【写真】Living in Sapporo「ドイツ人」ヤミツキさん前編 きっかけは“ゴジラ”
外国人の友達にも大人気のスープカレー
これまで(2006年、2011年)は東京ばかりだったので、札幌にやって来たのは2013年8月が初めて。ビール好きのドイツ人としては、最高の季節(札幌市の中心部を横断する大通公園がビアガーデンになっている)に札幌にやって来たので(笑)、すぐに気に入ってしまいました。しかし、一番びっくりしたのは本当に東京と同じ国の都市なのかということです。都市としての魅力もあり、大自然もあり……。世界的に見ても住みやすい街であることは間違いないと思います。 確かに雪の多さにはちょっとびっくりしましたが、スキーという新たな趣味を与えてくれたものなので、今では大好きになりました。札幌の皆さんは当たり前になってしまっているかもしれませんが、冬は冬で違う楽しみがあるのも魅力だと思いますね。 そして、スープカレーの美味しさも最高です。これまでに20人近い友達がドイツ、アメリカ、フィンランドなどいろいろな国からやって来ましたが、一番人気なのがスープカレーです。個人的には、地ビールもドイツより札幌の方が美味しく感じています。 余談ですが、ウリ・ヤミツキという名前は講演時に非常に受けがいいです。「瓜」にもかかりますし、「病みつき」にもかかりますので、「今日は私にヤミツキになってくださいね!」というトークスタートはよく使っています(笑)。