新入幕の獅司が福岡入り後初の出稽古 二所ノ関部屋で白熊らを圧倒し13勝2敗
大相撲九州場所(10日初日、福岡国際センター)で新入幕を果たしたウクライナ出身の獅司(27=雷部屋)が5日、福岡市西区の二所ノ関部屋に出向いて幕下・花の海、十両・白熊と15番取って13勝2敗だった。 所属する雷部屋は今年から部屋の九州場所宿舎が二所ノ関部屋から6キロの西区姪浜に移転。この日は雷親方(元小結・垣添)らと福岡入り後初の出稽古を行った。申し合いではいきなり9連勝と花の海、白熊を寄せ付けない強さを発揮。白熊とはがっぷり胸が合った体勢から力強く寄り切るなど成長した姿をアピールした。土俵を独占したことで終盤は息が上がったが、二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)、雷両師匠からの「我慢して」の声に懸命にうなづき、力を出し切った。 10月の秋巡業で胸を出してもらった大の里は師匠との三番稽古だったため稽古は実現せず。それでも「調子はいい感じ。明日も来ます」と笑顔を絶やさなかった。