王者シナー 驚異の強さで圧勝、最終戦2年連続決勝へ「満足している」<男子テニス>
Nitto ATPファイナルズ
男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は日本時間17日(現地16日)、シングルス準決勝が行われ、第1シードのJ・シナー(イタリア)が第6シードのC・ルード(ノルウェー)に6-1, 6-2のストレートで圧勝し2年連続2度目の決勝進出を果たすとともに、初優勝に王手をかけた。 【動画】王者シナー 驚異の強さで圧勝!勝利の瞬間! 同大会は今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会。4選手ずつ2グループに分かれ予選ラウンドロビン形式で争い、各グループ上位2名が準決勝に進出する。 23歳で世界ランク1位のシナーが同大会に出場するのは2年連続3度目。昨年は決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)に敗れ準優勝となった。 今大会は予選ラウンドロビンのイリ・ナスターゼグループを3戦全勝で1位通過し、準決勝に駒を進めた。 世界ランク7位のルードとの顔合わせとなった準決勝、シナーはファーストサービス時に81パーセントの確率でポイントを獲得し相手にブレークを与えず、リターンゲームでは4度のブレークに成功。試合を通して22本のウィナーを決めたシナーはルードを圧倒し、1時間9分で決勝進出を果たした。 男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシナーのコメントを掲載している。 「僕はショットごとに集中することを心掛けた。今日のパフォーマンスと再び決勝に進出できたことにとても満足しているよ」 勝利したシナーは決勝で第5シードのT・フリッツ(アメリカ)と対戦する。フリッツは準決勝で第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)を下しての勝ち上がり。 なお、シナーとフリッツは今大会の予選ラウンドロビンでも対戦しており、この時はシナーが6-4, 6-4のストレートで勝利している。
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