今年も「やちパンプロジェクト」 八千代高家政科が12種類考案 あすから6店で販売
八千代市の八千代高校家政科の3年生が考案したご当地パンを市内ベーカリーが商品化して販売する恒例の「やちパンプロジェクト」が23日から始まる。ミシンのボビン(糸巻き)を模したパンなどアイデアあふれる12種類が完成し、生徒たちは「多くの人に食べてもらうのが楽しみ」と期待。市内6店舗で12月8日まで販売される。 同プロジェクトは、八千代商工会議所が事務局となり、市も後押しする「産学官」連携の取り組み。昨年は約7千個が売れた。 8回目の今年は同科の35人が商品開発について学んだ後、それぞれアイデアを提案。選考の結果、12種類に絞られ、生徒たちは夏休みに各ベーカリーを訪れて試作を行うなど約半年をかけて商品化した。 「アヒージョチキン塩バターサンド」を考案した松橋歩さん(18)は「まず自分が食べたいパンを考え、好物のアヒージョと塩パンが思い浮かんだ。ボリューム満点で満足感のあるパンに仕上がった」とPR。西尾舞香さん(17)提案の「ボビンバーガー」はベーコンや濃厚チーズ、トマトなどを挟んだ。西尾さんは「ボビンに見えるようにパンを重ねた。アイデアを再現するベーカリーのすごさを感じた」と振り返った。 このほか、照り焼きチキンとハニーマスタードの相性が抜群という「スタミナクロワッサン」、生クリームとカスタードがたっぷりの「むぎゅっと揚げパン」などバラエティーに富んだパンが登場する。 販売店はリヨンSUDAコッペ館と同ちらすと、ピーターパン小麦の丘店、ヨークマート八千代台店とヨークフーズ勝田台店、イトーヨーカドー八千代店の各ベーカリーコーナー。