新興国の長期債、「災難」から一転注目の的－米利下げ観測再び強まる
ピクテのチャモロ氏はスプレッドの健全な「安全な新興国債」に長期債を加え始めている。同氏のお気に入りはグアテマラとセルビアで、これらは投資適格級のすぐ下に位置し、10年債のスプレッドは米国債に対し200ベーシスポイント（ｂｐ、１ｂｐ＝0.01％）ほどだ。
チャモロ氏は、ペルーやサウジアラビアなど、他の新興国に比べてまだ割安に見える投資適格国も選好。サウジアラビアとセルビアは今年、多額の国債を発行している。
ファン・エック・アソシエーツのポートフォリオマネジャー、エリック・ファイン氏は「年初から４回の米利下げが織り込み済みだったため、振り子が戻る可能性があると考えるのは無理からぬことだ。新興国市場にとってはかなり良いシナリオであり、デュレーションにとってもかなり良いシナリオだ」と話した。
原題：Once Avoided Like the ‘Plague,’ EM Duration Is Back in Fashion （抜粋）
--取材協力：Carter Johnson、Edward Bolingbroke.
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Carolina Wilson, Vinicius Andrade
