悪質ホスト店の7割に立ち入り 23年11、12月に警察
悪質ホストクラブの問題を巡り、警察庁は4日、取り締まり強化の指示を出した2023年11月と12月に、33都道府県警が風営法に基づき延べ729店舗に立ち入り検査したと明らかにした。全国にあるクラブの約7割に相当するとみられる。検査結果などを受けた営業停止を含む行政処分は、24年1、2月に全国で203件に上った。 警察庁によると、ホストクラブに特化して検査数などを集計したのは初めて。問題を巡っては、店やホストが飲食代を肩代わりして客に後払いさせる「売り掛け」を悪用し、多額の借金を背負った女性客に売春などをさせる事例が国会などで取り上げられ表面化した。