王者交代を告げた桑田・清原コンビ 衝撃デビュー 池田「やまびこ打線」からPL黄金時代へ 甲子園球場100年
もちろん、PL学園以外にも好選手は大勢いた。89年春に準優勝だった上宮の元木大介は大型遊撃手として1年浪人の後、巨人へ進んだ。東邦(愛知)との決勝は延長十回に1点勝ち越し、その裏も2死としたが、ヒットと挟殺プレーのミスなどでまさかのサヨナラ負け。送球したボールが外野を転々とし、ナインがグラウンドに突っ伏す姿は、甲子園でも屈指の「残酷なドラマ」だ。
元木と同級生で三塁手だった種田仁は中日、横浜などで活躍。1学年下でエースだった宮田正直はダイエーに進んだ。