「一手一手構想を練る展開に」西山朋佳女流三冠、最強試験官・上野裕寿四段の関門攻略なるか!?/将棋・棋士編入試験第3局
将棋の西山朋佳女流三冠(白玲、女王、女流王将、29)が挑む棋士編入試験第3局が11月8日に大阪市の関西将棋会館で行われ、試験官の上野裕寿四段(21)と現在対局中だ。これまでに1勝1敗としている西山女流三冠は、後手番の本局を制し“合格”に王手をかけることができるか。注目の戦型は「四間飛車」となった。 【映像】西山女流三冠 注目の編入試験第3局 史上初「女性棋士」の誕生となるか、将棋界内外から大注目を集めている棋士編入試験の第3局。女性の受験は、2022年の福間香奈女流五冠(32)に続き2人目の挑戦だ。試験は月に1局の五番勝負で行われ、3勝すれば「合格」となり女性として初めて四段に昇段する。9月に行われた第1局では、高橋佑二郎四段(25)を相手に勝利。10月の第2局では山川泰熙四段(26)を相手に黒星を喫し、1勝1敗で本局を迎えている。 第3局の試験官を務める上野四段は、2023年10月のプロ入りから新人王戦、今年度には加古川青流戦と2つの若手棋戦で優勝。西山女流三冠にとっては、最大の試練とも言える相手だ。 注目の本局では、後手番の西山女流三冠がやや意表のノーマル四間飛車を志向。互いに玉を堅く囲う持久戦となった。ABEMAで解説を務める佐藤和俊七段(46)は、「四間飛車は意外な出だしで一手一手構想を練る展開に。西山女流三冠にとっては比較的準備していた形になったのでは」と印象を語った。難局に挑む西山女流三冠は、この関門を打ち破ることができるのか。本格的な戦いが始まる今後の進行から目が離せない。 本局の持ち時間は各3時間。 【昼食の注文】 上野裕寿四段 バターライス 西山朋佳女流三冠 そば定食(はいからそば、おにぎり) 【昼食休憩時の残り持ち時間】 上野裕寿四段 2時間1分(消費59分) 西山朋佳女流三冠 2時間20分(消費40分) (ABEMA/将棋チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部