<高校野球速報>花咲徳栄が14得点の猛攻で広陵・中村を不発に封じ初優勝
試合後、花咲徳栄の岩井監督は、「ほんとに辛い道をひとつひとつ、一歩一歩、よく駆け上がってくれた。選手が私を信じて、日々、辛い練習をしてくれた結果。甲子園が打たせてくれたヒットもたくさんあったので感謝の気持ちでいっぱい。(試合前に)日本一は富士山と一緒、一歩一歩、登っていこう。一球一球を一歩一歩と思ってやっていこうと話した。数多くあるプレッシャーの中で、ぶれないように、自分の戦いを最後までやりとおす、うちらしく、したたかに、塁をひとつひとつ埋める野球を最後までやった。(先発の網脇と2番手の清水が踏ん張った)やっと甲子園で2人の役者が揃った。よく投げてくれた。いつも県民に、ご声援、ご支援いただいている。悲願の優勝をなんとか成し遂げた。ありがとうございました」と喜びを噛み締めた。 選手で場内の代表インタビューに指名されたのは、攻撃的2番打者として2安打で打線をつないだ千丸主将と、5回途中から登板して優勝投手となった清水の2人。 「先輩たちの悔しい思いを目の前で見てきて、自分たちこそと、我慢、我慢でやってきた。後ろに西川、野村という素晴らしいバッターがいるので、つなぐ気持ちが結果つながった」と、千丸が言うと、清水も、「一生記憶に残る忘れられない大会になった」と、笑顔で語った。 ドラフト候補対決となった中村とは、内野安打、三振、二塁打の結果。 「最後(9回の打席)は、自信を持っている真っ直ぐで勝負をしたが、簡単に打たれ、こんな凄いバッターはいないなと感じました」 試合に勝ち、1対1の勝負では敗れた清水は怪物に敬意を表した。 一方、敗れた中村は、「悔しいですが、最高の仲間と、ここで野球ができて幸せ。勝って記憶に残る選手になりたかったがが、そうはならなかった。一生懸命バットを振りましたが」と涙をぬぐった。