サルビアやマリーゴールド、コスモスなど秋の花々が見頃!くじゅう花公園で「オータムフラワーフェスタ」が開催中
大分県にある西日本最大級のフラワーパーク「くじゅう花公園」では、秋の満開シーズンに合わせ、2024年9月14日から「オータムフラワーフェスタ」が開催されている。マリーゴールド(約4万4000本・約6500平方メートル)をはじめ、各種色とりどりの花で埋め尽くされる園内で秋を満喫しよう。 【写真】真紅に染まるコキアに囲まれて記念の一枚を 今回の企画について担当者に話を聞いた。 ーーオータムフラワーフェスタの意図や狙いは? くじゅう花公園は開園から31年目を迎えました。オープン当初は20万人を超える来場者がありましたが、近年は年間約12万人となっており、家族連れカップルなどの個人客、インバウンドのお客様が多い状況です。 花公園では、癒やしの場として年間を通して花を楽しんでいただきたいと思っております。そのためには、日々の管理が大切です。850メートルの標高にあるため平地とは環境の違いがあります。例えば4月まで霜が降りることがあり、春の花は畑に直接タネを巻くと芽が霜で全滅してしまうため、鉢植えで苗を育成したあと畑に植え替えます。数万株の苗を手作業で植えるのは重労働です。また、園内の畑は斜面のため大雨や台風によって大きな被害が出ることもあります。 そこまで厳しい環境、労力をかけてでも素敵な花畑を皆さんにご覧いただきたいと考えております。花盛りになる春の季節、そして秋の季節には、多くの方に手塩にかけた花畑を見ていただくことで、園芸チームも誇らしく思えると思います。 ーーオータムフラワーフェスタに関して、イチオシ、注目してほしい点は? 今年のポスターには、花の中に人物が立つ画像を採用しました。これは、花畑の写真を撮るのではなく家族と、恋人と思い出の写真を残して欲しいという思いからです。子どものころに来た花畑は大人になっても都会に行っても必ず思い出して、また行きたいと、一緒に行った家族に会いたいと思ってくれるはずです。毎年ではなくても、久々に会った家族で同じ花の前で記念写真を撮ってほしいと思います。 ■目前に広がるカラフルに彩られた非日常の世界 22万平方メートルの広大な敷地に、春から秋にかけて約500種、500万本の花々が咲き誇るくじゅう花公園。園内では花以外にも、さえぎるものがない高原からの眺め、鳥の歌声、夜には空を覆い尽くすかのような星々なども楽しめる。またランチ、スイーツなどの食事や、地元のお土産品を取りそろえたショップがあるほか、ペットと一緒に入園ができるのも特徴。ドッグランを併設していることから、ファミリー、カップル、ペットと一緒に1日楽しめるテーマパークとなっている。 標高850メートルと西日本では最高高度に位置するフラワーパーク(くじゅう花公園調べ)ということもあり、平地に比べて気温が3~5度ほど低いことも特徴。朝夕はひんやりとしており、日中もそよ風が吹くためおでかけには最適だ。 <開花情報> ・9月中旬~11月中旬:サルビア ・9月下旬~11月上旬:アフリカンマリーゴールド・ケイトウ・コキア ・10月上旬~10月下旬:コスモス ・9月~11月:センニチコウ・ベゴニア ※リアルタイムの開花情報は、くじゅう花公園公式サイトで確認可能。 <「オータムフラワーフェスタ」期間中開催イベント> ・10月12日(土):久住高原星空の巡り ・10月1日(火)~31日(木):ゴールドハロウィン祭 ・10月20日(日):コスプレ撮影会 そのほか、ライブイベントやマジックショーも開催。詳細はくじゅう花公園の公式サイトや公式Instagramで確認を。 ■アサギマダラ飛来 住む場所を変えながら長距離の移動「渡り」をすることで知られているアサギマダラ。9月下旬から園内に姿を現すようになり、10月中旬には南方へ姿を消してしまうという。クレマチスガーデンには、アサギマダラが好む花「フジバカマ」があり、ピーク時には数百頭が乱舞する様子を見ることができる。あまり人を恐れずゆっくりと羽ばたく様子と美しい羽根で人気があるアサギマダラ。シーズン中はカメラマンの来園も多くなる。 ■園内施設の紹介 園内には花を眺めながら過ごせるカフェや飲食店、香りのショップやドライフラワーなどの店があるため、ゆっくりとした時間を過ごせる。また、宿泊施設「くじゅう花公園グランピングパーク花と星」も併設。花畑と星空に囲まれ、大切な人と過ごす大切な時間、楽しみ方は無限大だ。