議長に西野氏選出 茨城県議会閉会 副議長は戸井田氏 「鵜の岬」宿泊料条例可決
茨城県議会第4回定例会は16日、国民宿舎「鵜の岬」(同県日立市)の宿泊料上限額を引き上げる条例改正案や県職員給与の増額に向けた補正予算案など41議案を原案通り可決した。正副議長選挙では、新議長に西野一氏(いばらき自民)、副議長に戸井田和之氏(同)を選出し、閉会した。 鵜の岬の宿泊料は、施設管理者が設定できる1人当たりの上限額を条例で定めている。改正により一般室の上限は現行1万1880円から1万8500円に、特別室の上限は現行1万8150円から2万7000円にそれぞれ引き上げる。 来年3月の完成を目指す障害者支援施設「県立あすなろの郷」(同県水戸市)については、セーフティネット棟新築工事に伴う請負契約を変更。賃金や物価の高騰に伴い、新築工事に関する請負契約の総額を約4億5000万円増額するほか、電気設備を約8000万円、空調設備を約4700万円それぞれ増額する。 補正予算は県職員給与引き上げに向け、一般会計を95億8000万円増額。県人事委員会の勧告を踏まえ、職員の月例給を平均2.6%、ボーナス(期末・勤勉手当)を一般職で0.1カ月引き上げる。 議員選出の県監査委員には、石井邦一氏(いばらき自民)と鈴木将氏(同)が執行部から提案され、可決された。
茨城新聞社