かが屋・加賀 翔が“逆転の発想”をコンセプトにラジオで語る2時間! 「答えを出すより“話を聴く”のが得意」
この秋からJ-WAVEで始まった夜の帯番組『GURU GURU! 』。 常識をさかさまに見ることで、見えている世界がぐるぐる回るような新しい発想や価値観を生み出すラジオ番組です。 【画像】加賀翔さんの写真多数! ラジオ愛好家のやきそばかおるさんは、なかでも、月曜ナビゲーターを担当する、お笑いコンビ「かが屋」の加賀 翔さんをフィーチャー。 東京タワーの夜景が美しいスタジオでお話を聞きました。
出たり入ったり、自由に聴いてほしい
――『GURU GURU! 』が始まって1カ月ちょっと。まだ始まったばかりですが、感触はいかがでしょう? 加賀 翔さん(以下、加賀) バラエティに富んだ企画が多い番組なので2時間があっという間です。オープニングトークもあればテーマメールの紹介、「鈴木ジェロニモ 半径3mの違和感短歌」のコーナーもあるし、月曜は羊文学も出るし若手のバンドをバックアップするコーナーもあってどこを聴いても楽しめます。 忙しくて2時間まるまる聴くのは無理という人も、出たり、入ったりして気軽に聴いてもらえる番組だと思ってます。 ――番組中にかかる音楽も印象的です。加賀さんは音楽もお好きですよね? 加賀 好きだけど詳しくはないんですよ。J-WAVEだと若手のバンドの曲もたくさんかけるから毎回新鮮に感じてます。 僕の親はBOØWYが好きだったので、子どもの頃から布袋(寅泰)のギターを聴いてました。テレキャスターのカッティングにハマって、カッティングがうまいギタリストを調べて聴いていた時もあります。 お気に入りのバンドを見つけるとルーツを探って、それから派生してまた別のバンドのルーツを探っていましたね。 ――のめり込むタイプですか? 加賀 多分、そうですね。 ギターは弾いていたけど作曲をしなかったことを後悔していて、10代の時に曲を作ってみたかった。人生変わったかもしれないですよね(笑)。
今まで“野良ラジオ”しかやっていなかったので……
――J-WAVEの印象はいかがですか? スタジオからも夜景がすごくて。 加賀 ほかのラジオ局と雰囲気が全然違いますよね! 僕らが広島のラジオ局で作っている『かが屋の鶴の間』(RCCラジオ)はいつもRCCの東京支社の会議室で収録しているので、救急車やバイクの音が普通に入ってくるんです。RCCの社員の方のクシャミまで入りますから。しっかりしたスタジオから放送する『GURU GURU! 』と比べると『鶴の間』は“野良ラジオ”といったところです(笑)。 ――それはそれで味がありますよ(笑)。 加賀 しかもJ-WAVEは東京タワーも一望できる33階にあって、スタジオ自体もおしゃれ。僕はまだまだよそ者感があります。 局員の皆さんも学校の同じクラスだったとしたら友達になってないような雰囲気なんです(笑)。育ってきた環境が違うというか、まだ距離感は感じますが、これから縮めていきたい! ――各曜日のナビゲーターとの繋がりを教えてください。もともとのつながりはあったのでしょうか。 加賀 火曜ナビゲーターのダウ90000とは結構前から繋がりがあります。ちょうど僕が長期休養に入った頃に出てくるようになりました。ネタを見て「面白い!」「すごい!」と思っていたら、休養期間が開けてライブで一緒になったんです。実際に生でネタを見たらすごく面白かったし、演劇公演の『旅館じゃないんだからさ』の初演も観て「この人たちは絶対に良い事務所に入らなきゃダメだ」と思ったほどです。 ダウ90000には、なぜかお節介を焼きたくなるんですよ。ネタが面白いのはもちろん、みんながお節介を焼きたいと思ったから売れたんでしょうね。横並びとはいえ、まさかその数年後にはダウ90000とラジオで喋る日がくるとは思いませんでした。 ――木曜ナビゲーターのエバースは10月に開催された「NHK新人お笑い大賞」で優勝しましたね。 加賀 そうなんですよ! 僕らも出ていて手応えがあったから、エバースの町田に「どうでした?」と聞かれて「良かったと思う。票も入りそう」と言ったけど全然票が入らなくて恥ずかしかったです。それにしても僕らが優勝したかった! 水曜ナビゲーターのティモンディの前田(裕太)さんは同期のはずだけど、まだきちんと話したことがないんです。僕の印象だと、好きなものへの愛が深く、頭の回転も速い反面、気になることについて怒っていて”知的な野犬“という印象です(笑)。 ――それはイメージが湧きやすいです。 加賀 福留光帆さんとも交流はないけど、YouTubeの『佐久間宣行のNOBROCK TV』の企画でアルコ&ピースが福留さんの大喜利力を検証するドッキリ企画の回で、福留さんが大喜利に強いことを知って「すごい人が出てきた!」とビックリしました。 トンツカタンの森本(晋太郎)さんと福留さんのふたりで出てきた時もとても面白いコンビネーションで、福留さんの逸材っぷりが発揮されていましたね。僕は森本さんと仲が良くて「これまでにたくさんの”ボケ芸人“と絡んできた森本さんに、またひとりすごい相手が出てきた」と感動したほどです。