「町田瑠唯の復帰は日本代表にとって大きなプラス」FIBAが“五輪に帰ってきたスター”として紹介
7月12日、国際バスケットボール連盟(FIBA)は、公式サイトにて『帰ってきたスタープレーヤー』と題して「パリ2024オリンピック」に出場する選手6名を紹介。女子日本代表(FIBAランキング9位)の町田瑠唯もその1人として名を連ねた。 北海道出身で現在31歳の町田は、162センチのポイントガード。地元の強豪校・札幌山の手高校からWリーグの富士通レッドウェーブに入団すると、切れ味鋭いドライブと類まれなパスセンスを武器に日本代表としても活躍。日本代表が銀メダルに輝いた2021年の東京オリンピックでは、五輪新記録となる1試合18アシストを含む1試合平均10.8アシストをマークし、大会アシスト王と大会ベストファイブに選出されていた。 しかし、その後は度重なる怪我の影響もあり、恩塚亨ヘッドコーチ体制で臨んだ主要国際大会を欠場。FIBAは「チームを全く異なる次元へと導く町田の復帰は、日本代表にとって非常に大きなプラス。彼女が不在だった間の日本代表は、FIBA女子バスケットボールワールドカップ2022で9位、FIBA女子アジアカップ2023では優勝を逃した」と、世界屈指のパスセンスを誇る町田の存在感の大きさを強調した。 町田の他にも、日本代表がパリ五輪の予選ラウンドで対戦するアメリカ代表のブリトニー・グライナーと、42歳の“大ベテラン”ダイアナ・トーラジ、ベルギー代表のキアラ・リンスケンスも『帰ってきたスター』として掲載。 2022年2月にロシアで違法薬物所持と密輸の疑いで逮捕され禁錮9年の実刑判決を受けたグライナーは、同年末に囚人交換で釈放され、母国・アメリカで“リスタート”。帰国後の会見で「五輪で母国を代表しない限り2度と海外でプレーすることはない」としていたが、晴れてアメリカ代表として五輪の舞台に帰ってくることになった。FIBAは「対戦相手のディフェンダーにとっては悪夢のような選手。彼女は今回も優勝候補の原動力となるだろう」と、その活躍に期待を寄せた。
■ 日本代表 今後の試合予定
【ヨーロッパ遠征】 7月19日 26時00分 vsフランス代表(7位) 7月21日 23時30分 vsベルギー代表(6位) 【パリ2024オリンピック】 7月29日 28時00分 vsアメリカ代表(1位) 8月 1日 18時00分 vsドイツ代表(19位) 8月 4日 18時00分 vsベルギー代表(6位) 8月 7日 準々決勝 8月 9日 準決勝 8月11日 決勝・3位決定戦
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