積雪による家屋倒壊や路面状況に注意を 専門家に聞いた被災地・能登の注意点
テレビ金沢NEWS
大気の不安定な状態はこの後も続く見込みで、10日も気温が低い予想となっています。 去年の地震で大きな被害を受けた能登では、様々な危険が潜んでいるため、特に注意が必要です。
能登の道路は未だ起伏や亀裂のある箇所も多く、雪が積もると路面が見えなくなり危険度が増します。普段使う道の状態を事前に確認したり、足元に注意していつも以上に慎重に歩くことが求められます。
震災に耐えた家屋も湿った雪の重さに耐えられないケースがあるため、早めの屋根雪おろしや多くの雪が積もった家屋には近づかないことも重要だということです。
雪が降ると外に出る意欲が減り、仮設住宅などで孤立してしまうケースもあるため、専門家は避難所などでのイベントに参加したりして他人と触れあう機会を設けるよう呼びかけています。
雪により国道などの通行止めの可能性があるため、能登の3病院は出産を直前に控える妊婦に向けて病院への避難を呼びかけています。 病院では、医療機関にスムーズに搬送するための「出産サポート119」の事前登録をするほか、各市町の保健師と情報を共有して雪に備えてほしいとしています。