CYBERJAPAN一筋。リーダー・かなへぇが明かす15年間の“変化と挑戦”「人生は何が起こるかわからない」
時代に合わせて自分のスタイルを変えていく
その後、2010年に妹の渡辺 加和(かずへ~)さんと共にCYBERJAPAN DANCERSへの加入をきっかけに、ダンサーとしてのキャリアを積み上げていくことになる。 2010年代初期のクラブシーンは、avexが仕掛けていた「HOUSE NATION(ハウスネイション)」のクラブイベントやコンピレーションCDの影響で、“ハウスブーム”が巻き起こっていた。 そして、2014年には米マイアミ発の都市型音楽フェス「ULTRA JAPAN」が日本で初開催され、以降のEDMブームやフェスブームの礎を築いていった時期でもあった。 こうしたクラブシーンの隆盛とともに、CYBERJAPAN DANCERSは活躍の場を多岐に広げるようになったわけだ。 そんななか、今までCYBERJAPAN DANCERS一筋で活動してきた渡辺さんにとって、「時代に合わせて自分のスタイルを研究し、新しいことに挑戦する」ことが原動力になっていると語る。 「CYBERJAPAN DANCERSへ入って間もない頃のグループは『クールでかっこいい夜のダンサー集団』といったイメージでしたが、時代の移り変わりに合わせて『歌って踊れるアイドル』のように振る舞うことで、時流の波に乗ることができたと思っています。 動画が全盛になってきてからは、YouTubeチャンネルを立ち上げたりTiKTokを始めたりと、変化を恐れずに柔軟な姿勢でいろんなことへチャレンジしていくことを大事にしていますね」
2016年のCDデビューをきっかけにファン層が拡大した
転機になったのが2016年にCYBERJAPAN DANCERSの渡辺姉妹(Kanae、Kazue)、Karen、Kanaの4名から成るユニット「TeamK」を立ち上げ、CDデビューしたときだった。 「CDデビューをきっかけに、一気にアングラからメジャーへCYBERJAPAN DANCERSの名前が知れ渡っていきました。TeamKとして楽曲を出してからは、私のInstagramのフォロワーが5倍以上に増えたんです。 また、『週刊プレイボーイ』の企画では、初のグラビア撮影で沖縄に行かせてもらったりと、ダンス以外の仕事の幅もかなり広がりました」