米、欧州の米軍基地の警戒レベル引き上げ 報道
【AFP=時事】米軍は、欧州の駐留米軍基地の警戒レベルを上から2番目に引き上げた。複数の米メディアが6月30日に報じた。 【写真】パリ五輪公式ポスター、保守・右派が批判 ABCニュースとCNNは、匿名の当局者の情報として、欧州各地にある米軍基地の警戒レベルを「チャーリー(Charlie)」に引き上げたと報じた。 米陸軍のウェブサイトによれば、同レベルは「何らかのテロ行為や、人物または施設を標的にした攻撃が行われる可能性を示す情報を受け取った」場合などに適用される。 最高警戒レベルの「デルタ(Delta)」は、「テロ攻撃」が発生した場合やそのリスクが「差し迫っている」場合に適用される。 米欧州軍(US European Command、USEUCOM)は、AFPの問い合わせに対し「警戒を続行している」と回答するにとどめ、警戒レベル引き上げについて確認はしていない。 一方、国防総省は、「欧州戦域に駐留する米兵および家族の安全と安全保障に影響を及ぼし得る複合的な要因を受け、USEUCOMは今夏の警戒態勢を強化する」と発表した。 米国務省は現在、USEUCOMの司令部があるドイツ在住の自国民に対し、「テロ攻撃」のリスクがあるとして警戒を強めるよう勧告している。 ドイツでは現在サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)が開催中で、フランスもパリ五輪開幕に向けて警戒を強めている。【翻訳編集】 AFPBB News