八村塁、3戦連続2ケタ14得点 ダンク2発に3P2本 レイカーズ3試合ぶり勝利 渡辺雄太21戦連続欠場
◆NBA レイカーズ―グリズリーズ(12日、米テネシー州メンフィス=フェデックス・フォーラム) レイカーズの八村塁が、グリズリーズ戦に今季38戦目の先発出場。約29分プレーし、3戦連続2ケタ14得点、5リバウンドをマークした。チームは123―120で勝ち、3試合ぶり白星。通算46勝35敗。レイカーズは、上位6位の可能性が消滅し、プレーイン・トーナメントからプレーオフ進出を目指す。一方、グリズリーズの渡辺雄太は3月1日を最後に、右手首負傷の影響で試合に出ていない。21試合連続欠場となった。 八村はこの日、第1クオーター(Q)に相手のミスからボールを奪って速攻に持ち込み、ダンクで初得点。第2Qは中盤から出場し、2本連続でスリーポイント(3P)を沈めた。得意のミドルシュートも決め、前半10得点。チームは68―64で折り返した。 第3Q、レイカーズはターンオーバーからリズムを失い、相手に流れを渡す3Pを決められるなど一時、逆転を許した。八村は同Q、ダンクで2点のみだった。 レイカーズは最終第4Qを1点リードで迎え、終盤まで競り合う展開に。残り1分6秒で再び逆転されるも、直後にレブロン・ジェームズのドライブでリードを奪い返し、逃げ切った。 次は、レギュラーシーズン最終戦で、14日(日本時間15日)に、ペリカンズと対戦する。 八村は今季自身NBA5シーズン目を迎えた。シーズン序盤は、けがなどで離脱と復帰を繰り返したが、年明けからは安定したパフォーマンスが続く。 2月14日のジャズ戦では、キャリアハイの36得点を挙げ、6本の3Pを沈めた。また、この試合では、アンソニー・デイビスが39得点を記録。同一試合で2人の選手が35得点以上を取るのは、レイカーズでは2003年のコービー・ブライアントとシャキール・オニール以来となった。 3月26日のバックス戦では、16得点、自己最多14リバウンドで今季初の“ダブルダブル”を記録。次戦のグリズリーズ戦では、自己最多7本の3P成功含む32得点、10リバウンドと2戦連続“ダブルダブル”をマークした。3月は14試合中12試合で2ケタ得点を挙げた。 4月9日のウォリアーズ戦では、通算3500点を達成。アジア人では、ロケッツに所属したヤオ・ミン(姚明)以来、史上2人目の快挙。再び新たな歴史を刻んだ。
報知新聞社