兵庫県知事選挙に立候補した7氏の経歴・政策まとめ
稲村氏は大阪府出身、神戸大学大学院修了。神栄石野証券会社社員を経て、兵庫県議会議員を2期連続で、尼崎市長を3期連続で務める
稲村氏は1972年大阪府生まれ、神戸大学法学部卒業、神戸大学大学院法学研究科法社会学専攻修士課程修了。神栄石野証券株式会社(現SMBC日興証券株式会社)社員を経て、2003年から兵庫県議会議員選挙に2期連続当選しました。2010年に県議を辞職し、尼崎市長選挙に立候補し初当選、以降3期連続で務めました。
稲村氏が掲げる政策とは
稲村氏は自らのホームページにおいて以下の政策を公表しています。 まずは混乱に終止符を!対話を通じて信頼を回復し、風通しの良い兵庫県政へ 1 今回の内部告発にかかる県の一連の対応を検証します。 2 公益通報について、より高い信頼性のある仕組みに抜本改善します。 3 知事・副知事・議員なども対象に含むハラスメント防止条例を制定します。 4 職員が、知事ではなく県民の方を向いて仕事をすることでこそ評価される新たな人事・評価制度を導入します。 ①負担を軽減しチャンスを拡大する。「こども若者が幸せになる」兵庫県政 5 市町の状況に応じた子育て支援策を財政的に応援する「子育て支援応援交付金」(仮称)を創設します。 6 公立高校の魅力向上と県内高校生の多様な選択肢を応援する経済的負担軽減策を検討し支援を拡充します。 7 より多くの人が対象となる大学授業料の支援制度を創設 8 教職員が子どもたちに向き合う時間を確保するため、学校現場への人的支援を拡充 9 若者が県政に参画する「若者による兵庫未来委員会」(仮称)を創設 ②兵庫で働く。活躍できる。時代の変化を乗り越える地域経済の実現 10 物価高騰が続くなか、県民の生活支援、事業者支援を迅速に実施 11 中小企業・地場産業等への人材確保、Uターンを含む若者の県内就職・定着に向けた支援を推進 12 兵庫県の成長のため、市町と連携した企業誘致やスタートアップを支援 13 兵庫の農林水産業を守り、1次産業従事者が安定して所得を得られる仕組み作り 14 兵庫県の五国の自然や文化など多様な資源を生かした観光や特産品づくりを推進 15 女性の多様なキャリア支援とともに、AIやICTなどを活用した業務改善と働き方改革を推進 ③命を守る。さまざまなニーズに対応する医療福祉の充実 16 児童相談所の機能強化、DV被害者への支援など、子どもと家庭の命と人権を守る 17 医師の地域偏在・診療科偏在の解消に取り組み、県内全域での医療体制を底上げ 18 キャリアアップ支援や介護ロボットの導入支援など福祉・介護人材の確保・定着を支援 19 農福連携や作業所等の工賃アップなど、市町と連携し障がい者福祉を充実 ④震災から30年。経験を踏まえた防災・減災対策の強化 20 国の防災庁設置に向けた議論をリードし、兵庫が経験した被災者の生活再建のノウハウの伝承と発展に寄与する 21 地震、風水害、感染症等との「複合災害」への対策や広域避難など災害への対応力を強化 22 県民を守るため、防災減災対策として「県民を守るハード事業」を優先実施 23 建設費用を抑制、県有公共施設の総床面積を縮減しながら、防災拠点機能を有する県庁舎を整備 ⑤豊かな環境・文化を守り活かす持続可能な社会づくりを推進 24 再生可能エネルギーや省エネ等を促進し、脱炭素社会の実現に向けた施策を展開 25 自動運転やオンデマンド交通など、市町と事業者を応援し、県民の移動できる権利を保障 26 公営住宅の空き家活用や空き家対策について、地域の状況に応じた取組を充実 27 伝統文化の継承と発展、スポーツの振興とともに、子ども若者の体験格差を解消 ⑥未来への責任を果たす。課題を先送りせずチャレンジする兵庫県政 28 将来負担比率が全国ワーストの兵庫県。対話と信頼により行財政改革を推進(県外郭団体は統廃合を含めゼロベースで見直し) 29 県民局・県民センターの機能を見直し、市町の課題解決にともに取り組む「バックアップ型県政」へ 30 SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けて取り組み、人権が尊重される社会を構築