1月の訪日外国人は約269万人 コロナ前とほぼ同水準に
先月、日本を訪れた外国人はおよそ269万人となり、コロナ前の2019年の同月とほぼ同水準となりました。 日本政府観光局は、先月の訪日外国人旅行者数(推計値)は268万8100人と、2019年の同月とほぼ同数となったと発表しました。 先月は、能登半島地震の発生で東アジアや東南アジアからの訪日旅行で若干のキャンセルがあったものの、影響は限定的だったということです。 観光庁の高橋長官は「被災地域の意向をふまえながら、北陸地域へのインバウンドの誘客に取り組む」と述べました。 訪日客数を国・地域別に見ると、韓国、台湾、中国の順で多くなっていますが、中国からの旅行者はコロナ前と比べおよそ55%の回復にとどまっています。 ただ、回復率は上昇傾向にあり、観光庁によりますと、中国現地の旅行会社への聞き取りなどから、今月の春節期間の訪日客数は先月と同等、もしくはそれ以上の可能性があるとみているということです。