アメリカンフットボール・九州学生1部、九州大のリーグ連覇なるか…攻撃面で相手に「刺さる」工夫凝らす
4日の最終節では、全勝の九州大と、3勝1敗で追う福岡大が顔を合わせる。九州大は勝ちか引き分けで優勝。九州大が敗れ、西南学院大が福岡教育大に勝つと、得失点差で福岡大か西南学院大が頂点に立つ。
「全日本」は変則のトーナメント方式
アメリカンフットボールの全日本大学選手権は、2009年に始まった。関東と関西のリーグ優勝校による東西大学王座決定戦として行われてきた伝統の「甲子園ボウル」は、選手権決勝として位置づけられている(コロナ禍の2020年を除く)。
大会は九州を含む全国8連盟の代表校が、大学日本一を目指して戦う変則のトーナメント方式で行われる。今季の組み合わせでは、九州の優勝校は2回戦で東海―北海道の勝者と戦い、勝ち上がると関東1位と当たる。
地方に専門の指導者が少ないアメフトは関東、関西とその他の地域での実力差が大きい。九州勢もその壁に何度もはじき返されてきたが、高校まで競技未経験の選手が多い中、果敢に挑み続けている。