大接戦“1000分の7” 女子100mハードル寺田明日香が優勝 電光掲示板では順位誤表示
◇第107回日本陸上競技選手権大会(3日、大阪・ヤンマースタジアム長居) 大会3日目の女子100メートルハードル決勝で、1000分の1秒単位まで争う大接戦を制した寺田明日香選手が2年ぶり5度目の優勝を飾りました。 今大会はレース前から史上最高レベルと呼ばれた決勝。青木益未選手と寺田明日香選手が先行してレースを展開すると、後半は福部真子選手と田中佑美選手が猛追。4人がほぼ横一線に並びフィニッシュしました。 レース後は、電光掲示版に速報中の記録が映し出され、福部選手が1位と誤表示。しかしその後は正式タイムとして、寺田選手が1位と発表されるアクシデントも起こりました。
寺田選手は「みんなでレースのスローをみていたときに『明日香さんじゃない』という感じで、どうかなという感じ。走っている時はわからなかったです」と大接戦のレースを振り返りました。 向かい風1.2メートルの中、寺田選手が12秒942で青木選手に1000分の7差で先着。4人が12秒台で走り抜けたハイレベルな決勝を制し、2年ぶり5度目の優勝を飾りました。 ◆女子100メートルハードル決勝 1位 12秒942 寺田明日香 2位 12秒949 青木益未 3位 12秒959 田中佑美 4位 12秒981 福部真子