「スカウト転職」で自分の経歴が知られるなんて怖い……個人が特定されてしまうのでは?
転職やキャリアに関する悩みや疑問に、ひとつ上を目指す人の転職サイト『type』編集長の三ツ橋りさが回答します。今回は「スカウト転職」について。 【年代別】転職活動で使用するサービス 20代と40代で大きな差が!? (質問) 最近スカウト転職がはやっているようですが、何がそんなにいいのでしょうか? 自分の経歴が知られるなんて、少し怖いです。 (回答) 転職サービスに登録することで企業側に個人が特定されることはまずありません。代表的な転職サービスとしては、転職サイト、転職エージェント、スカウト型転職などがありますが、どのサービスにもそれぞれメリット・デメリットがあります。自分の経歴や志向性などに合わせてサービスを選択しましょう。 詳しくは以下で解説します。
◆スカウト機能によって個人が特定されることはない
スカウトは、採用企業や転職エージェントのキャリアコンサルタント、ヘッドハンターなどが求職者のレジュメを見た上でアプローチするサービスです。そのため「個人情報が知られてしまうのでは」「現職に転職活動をしていることが漏れてしまうのでは」など、不安に感じる人も少なくないでしょう。 ただ、多くのスカウトでは、求職者が求人に応募するまで個人を特定する情報は公開されないように設定されています。また特定の企業をブロックしたり、一部の情報を非公開にするサービスも珍しくありません。利用する前に機能のチェックをし、不安な場合は直接サービス側に問い合わせてみてもいいでしょう。
◆サービスの特性を理解し、自分に適したサービスを選択して
代表的な転職サービスである「スカウト型転職」「転職サイト」「転職エージェント」のそれぞれの特徴について、説明します。
▼スカウト型転職
スカウト型転職は、求人募集をしている企業担当者やヘッドハンターなどから直接スカウトが送られてくるサービスです。 スカウト型転職のメリットは、自分では見つけられなかった求人に出会えること。また、求職者の経歴を確認した上でのオファーとなるため、スキル面でのミスマッチが起こりにくいこと、自分の市場価値を知ることができることなどがあります。 一方でデメリットは、スキルや経歴によっては自分が希望する業界や職種のスカウトが届かない可能性がある点です。スカウトが届かなければ、転職を進めることができません。スカウト型転職は、これまでのスキル・経歴を生かしてさらに良い条件で転職をしたい人に有効なサービスといえるでしょう。