【3日連続猛暑日】静岡市で連日35度超え!県内6地点で2024年の最高気温となるなか“涼”を提供する取り組みも
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
(佐野 巧 記者) 「3日連続で猛暑日となった静岡市内です。風はあるものの日差しは強く暑いです」 26日の静岡県内では静岡市駿河区で35.8度を観測し、なんと3日連続で猛暑日。静岡市清水区でも35度を超え、静岡市が日本一暑い地域となりました。そのほかにも川根本町で33.1度、三島で32.9度と、2024年の最高気温となった地点が6つとなり暑い日が続いています。街行く人は…。 (大学生) 「めっちゃ暑いです、汗がすごい出てきます、生暖かい感じです」 (御殿場から来た人) 「暑いですね。御殿場から来たが気温が5℃ぐらい違ってびっくりしました。(御殿場では)長袖着ています」 そこで重要になるのが暑さ対策。焼津市吉永にある「大井川南幼稚園」に26日 設置されたのは…。 (園児) 「きゃ~!」「冷たくて気持ちいい。」 ミストシャワーです。完成するのを待っていた園児たちは、すぐに駆け寄りミストを浴びて大はしゃぎ。 (焼津市立大井川南幼稚園 名取 千春 園長) 「子どもたちは砂遊びが好きで、暑くても夢中になって遊んでしまう。暑い時期も、やりたい遊びができる環境を作ってもらいありがたい」 焼津市では猛暑対策として6月中に公立のすべての保育所・幼稚園にミストシャワーを設置する予定です。 (焼津市こども未来部保育・幼稚園課 尾村 哲哉 係長) 「焼津市では猛暑を災害としてとらえて対策をしている 」「私立の幼稚園保育園にも設置の補助金を出している」「子どもたちが園庭で活動する際の熱中症予防になると思う」 一方、こちらは静岡市葵区にある「杏林堂静岡松富店」 ドラッグストアでも涼しさを提供する取り組みが。 (白鳥 貴久 記者) 「冷房が効いていてかなり涼しいです。こちらの店舗では涼みながら休憩できるスペースが設置されています」 杏林堂では、2024年の夏も厳しい暑さが予想されているため、6月1日から、県内12店舗のイートインスペースや調剤待合室などを、休憩場所として一般開放しています。こうしたスペースは「クーリングシェルター」といい、誰でも利用できます。こうした取り組みにお客さんは…。 ( 客) 「暑いとき体を休ませたいときに、そういうのがあれば大変ありがたい」 (客) 「暑さがひどくなってくると(休憩所が)あった方が散歩したい年寄りも外に出やすい」 杏林堂では、熱中症の被害を減らすため、包括連携協定を結んだ市町を中心に、10月23日まで空調が効いた涼しい休憩場所を開放するということです。 (杏林堂 静岡松富店 蒔苗 采奈 副店長) 「熱中症対策として、危険な暑さから身を守るためにこまめな水分補給をしたり、暑いときは我慢をせず、近くのクーリングシェルターを、買い物が目的ではなくても地域住民どなたでも利用できるので、気軽に利用してほしい」 民間企業にも広まるクーリングシェルターですが、始まりは自治体なんです。自治体が、危険な暑さから避難できる場所として施設を指定していて、県内でも増加しています。 クーリングシェルターは、2024年4月から運用が始まった「熱中症特別警戒アラート」が発表されたときには解放されることになっています。例えば浜松市のホームページには、クーリングシェルターの一覧が掲載されていて、施設を確認することができます。また、指定施設にはクーリングシェルターと書かれた目印が…。焼津市では、市役所をはじめ公的施設19カ所、民間22カ所の計41カ所がクーリングシェルターに指定されてます。 (焼津市健康づくり課 八木 彩子 課長) 「年々暑い日が多くなっていて、外を歩いているときに少し体調不良があれば、『まちなか涼みどころ』を利用してほしい」 熱中症の疑いのある人に向けては、クールタオルや経口補水液なども無料で提供していて、9月いっぱいまで、熱中症特別警戒アラートの発表の有無にかかわらず、クーリングシェルターを開設しているということです。