衆院選の結果、謙虚かつ厳粛に受け止め政権を運営=林官房長官
Shiho Tanaka [東京 28日 ロイター] - 林芳正官房長官は28日午前の会見で、衆院選について「民主主義の根幹である選挙は国民の意見を聞く貴重な機会であり、今回の結果を謙虚かつ厳粛に受け止め、政権運営に当たっていきたいと考えている」と述べた。 衆院選の結果やその要因に関して政府としてコメントすることは控えるとした。 国内メディアによると、27日に投開票された衆院選で与党の獲得議席は自民党が191議席、公明党は24議席で、過半数の233議席に届かなかった。 現職の大臣では牧原秀樹法相と小里泰弘農水相が落選したが、これまでのところ辞任の申し出はなく、林官房長官は「引き続き大臣として責務を果たしてほしい」との見解を示した。 選挙の結果が石破政権の進める経済対策に影響するかとの質問に対しては「政府としては、まずは経済対策に盛り込む政策の具体化について検討を進めていく」とした。 補正予算案の具体的な提出や成立時期については、国会審議に関わることであるとしてコメントを避けた。 連立の組み換えも含めた政権運営についての問いには、野党との協力のあり方は各政党の間で議論されるべきだとして、政府としてのコメントはしなかった。