個別物色が強まりそうな日本株市場で狙い目の好調3銘柄
4月26日はゴールデンウィークの出国ラッシュ。本連載も今回は2週間分の相場展望となる(写真:ブルームバーグ)
4月26日の東京株式市場は、昼休み時間中に日本銀行が金融政策を現状維持すると伝えられると、後場に入って日経平均株価は一段高に買われた。大型連休前半を目前にして、引けにかけてやや上昇幅が縮小したが、日経平均は終値で前日比306円高の3万7934円と反発した。 来週と再来週(4月29日~5月10日)は、本格化する3月期決算企業の前期決算と今期見通しの発表内容を考慮した個別物色の色彩が一段と強まりそうだ。市場関係者からは「2025年3月期はプラス要因の剥落が多いため、従来にも増して保守的な見通しとなりそうだ」との見方が出ており、発表期間中の反発力は限定的となりそうだ。 もう1つの焦点はドル円相場。過去にも大型連休中に大きく変動した経緯があるだけに、政府の為替介入の有無も含めて注視したい。来週の日経平均の想定レンジは3万7400~3万8400円とする。
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冨田 康夫