奇跡の67歳・天野佳代子だからこそ言える!「“冒険メイク”の心意気が若さを引き戻す」
今月の予言|「冒険メイク」の心意気が若さを引き戻す
諦めていたピンクリップも肌色調整でモノにできる 週に2回、YouTubeにて美容動画を配信中です。ご覧になっていない方はご視聴と共にチャンネル登録をお願いします、と図々しいオープニングになってしまいましたが、今号はこの動画チームに触れたいのでお許しを。 【写真6枚】この記事で紹介した、天野さんの5年前の写真と大人がピンクリップを使う際におすすめの下地はこちらからチェック 私の動画チームは20~30代が中心で、孫といっても通用するくらいの年齢もちらほら。収録の合間、彼女たちから若者の美容情報をよく得ています。 皆さんもご存じのとおり、文具かおもちゃかと見間違うような、でももっているだけで爆上がるファンシーなパッケージの韓国コスメが若者たちの絶対で、それ以外だとディオールのピンクチーク&ハイライトは肌の仕上がり的にマストとか、やたら「これがないとダメ」感が強く、聞いていると「へー」と呆けた返事しかできずにいる自分がいます。 彼女たちは時々、韓国産の青みピンクの甘いリップグロスを追いづけしています。韓国リップにありがちなオイル分たっぷりの、素唇の1、5倍は肉厚になる盛りっぷり。すごい偽造感。でもめちゃくちゃかわいい。 顔をメイクで盛って偽造すべきはエイジングが気になりだした大人のやるべき所行だと思っていましたが、大人は“さりげなく盛って老けをカバーする”という欺しテクに対し、20代は「これでもか!」と叫ばんばかりにメイク感を強調させて、なりたい顔を目指してメイクを楽しんでいる感じがすごくいいなあと思います。 同時にエイジングをカバーすることがだんだん増えて、選ぶアイテムや色が絞られてくる30代の『美的』読者の皆さんにも、メイクでもっと遊んで冒険していただきたいと思えてきます。 ではどんな方法で何を?日常的に取り入れやすく、また変化を楽しめるのはやはりリップでしょう。 大人になるにつれて、肌はどうしてもイエベに寄っていく傾向に。そうなると、20代のときは好んで使っていた甘いピンクリップから遠ざかり、黄みや赤みが配合された肌なじみのいいカラーばかりをチョイスすることになります。でも今月号の特集にもあるように、時に青み系甘ピンクを選んでみてはいかがでしょう。 いやいや肌から浮くし、肌色がくすんで見えるしという人は、試していただきたい技があります。それは肌の色の作り方にひと工夫入れること。 パープル系の下地やコンシーラーで、ファンデーションを使う前に青みを仕込むのです。肌をほんのり青みに寄せると、肌が青み系ピンクを受け入れる態勢になります。 顔全体がイエベ傾向にある人は下地(aとb)を使って顔全体に、イエベ傾向ではないけれどピンクをさらにこなしたい人は、青みコンシーラー(c)を使って、目周り(Cゾーン)&小鼻周りに青みを足すだけでも、ピンクリップが顔の中で美しく愛らしい存在感を放ってくれます。 若者のマネをする必要はないけれど、いろんな色を試してメイクで遊ぶ意欲はずっともっていた方が、いくつになってもキレイの可能性が広がります。