大手社員が田舎で研修 企業のリーダー育成研修が開催されたのは…鳥取県の山間の町 キャンプテーマは「智頭町へのインバウンド」 鳥取県智頭町
日本海テレビ
地域課題を解決する過程を通してリーダーシップを発揮するための基盤をつくろうと11月7日、鳥取県智頭町で大手企業のリーダー育成研修が開かれました。 「越境リーダーズキャンプ」と題したこの研修は、みずほリサーチ&テクノロジーズが行ったもので、百貨店などの大企業や新規事業を行う企業で働く中堅社員を対象に、鳥取県智頭町の課題をビジネスの視点で挑みながら次世代リーダーの育成を目指します。 10人が参加したキャンプのテーマは「智頭町へのインバウンド」。35年間、豆腐作りを行う企業が運営する豆乳スイーツの専門店を視察。地元の軟水を使った智頭町ならではの商品を試食する参加者たち。 参加者 「ん~!おいしい!」 「豆腐が使っている水を使って湯豆腐を、というアイデアが出ました」 そして、ある参加者たちが見ていたのは商品パッケージ。 参加者 「例えば豆腐のパッケージってめちゃめちゃ文字が書いてあるんですけど、こだわりのメッセージだと思うんですけど、これが果たして手に取るときにきちんと読むかなとか。もしも外国の方が見たらどう思うかなと(考えていました)」 実際に並んだ商品などから課題やアイデアが浮かんできます。 参加者 「国に応じた商品開発は、今後選択肢としてはあり得る話なんですか?」 「いま日本の食品に対して非常に皆さん興味を持っておられるのは間違いないので、各国のご意見を入れながら新しい商品を作るのが望ましいんじゃないか」 あらゆる視点から店や商品の可能性を探る参加者たち。 続いて、参加者たちがグループに分かれ向かったのは山菜料理の店・みたき園。参加者たちは、周囲の大自然を堪能しました。オーストラリアやフランスなど外国人観光客が増加傾向にあるこの施設。ここにしかない雰囲気の中で食べる、昔ながらの食事も外国人が喜びそうなポイントです。 みたき園の女将 「英語バージョンのパンフレットも用意してます」 参加者 「へ~!」 「こういう良いところがあるのに、外の方に知られてないということは、非常にもったいない。どんどん自分のSNSを通じて広めたらいいんじゃないか」 「1回離れてものを見てみるというのがすごく大事なのかなと思います。私も普段、思いつめ過ぎずにいったん心を開放して、ゆったりとした気持ちで業務に取り組めたら」 新たなビジネスプランの策定をきっかけにして、未来のキャリアを考える「越境リーダーズキャンプ」。12月には課題解決に向けて、町や店に提案を行い、事業を具体化していく予定だということです。
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