どこまでも突き進め、特攻シンデレラ!浅見真紀が破竹の個人4連勝 恐れ知らずの鬼リーチ/麻雀・Mリーグ
攻めの選択が実った一撃。12月17日、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」の第1試合では、赤坂ドリブンズの浅見真紀(最高位戦)が登板し、リーチ・一発・ツモを含めた4回のアガリで個人4連勝を飾った。 【映像】これぞ特攻シンデレラ!浅見真紀、覚悟のリーチが実った瞬間 ここまで浅見は9試合に登板してトップ4回。11月14日の登板から3連勝中と絶好調だ。当試合は起家から浅見、渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)、U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)の並びで開局。東1局では瑞原が3900点、東2局では親の日向が7700点をアガった。浅見は東2局1本場、南と發をポンして發・混一色の5200点(+300点)を獲得。日向を抜いて僅差でトップ目に立った。 そんな中で迎えた東3局、浅見は「リーチを打つかどうかが、すごく難しくて。ただ見た目上、2枚ずつ残ってはいるし、残り1回のツモでツモったら一発だし、放銃抽選ということに関しても1回しかないので。ここは(渡辺)太もリーチを打つかなと思って…」とチームメイトの打ち筋を思い浮かべながら応戦。これを見事に一発で引き寄せ、リーチ・一発・ツモ・赤・裏ドラの満貫・8000点(供託1000点)を成就させた。 親番の南1局では、鳴きを駆使してタンヤオ・赤2の5800点を完成。2着目の日向との点差を9500点まで広げるも、南1局1本場では「トップ目とはいえ、安泰のトップ目という点数状況ではなかったので、もうひとアガリほしいところ」と強気の姿勢を見せ、日向に満貫・8000点(+300点)を放銃した。それでも、南2局ではトップ目の日向が高宮に跳満・1万2000点を振り込んだことで、再びトップ目に。南3局では平和・ドラの2000点(供託1000点)を加点し、そのまま逃げ切り勝利を決めた。 これで個人4連勝。首位を走るチームのポイントも+700ポイントを超えた。だが、浅見は「すごくうれしい」とした一方で、「自分の中では、この半荘、このゲーム、内容があまりよろしくなかったような気がして…」と反省。「控室に帰ったら『おめでとう』『ありがとう』じゃなくて、『これはよくないよ』が先にあるような気がしているところもある」と苦笑した。 ファンには「ドリブンズは大変、好調が続いていてポイントを積み重ねられているんですが…。ドリブラーのみなさんはすごく幸せな気持ちで見てくださっていると思うんですけど、特に下位チームを応援してくださっているみなさんは、『ドリブンズが勝つとつまらなくなっちゃった、縦長になっちゃって…』なんて思いを持ちながら見ている方もたくさんいるんじゃないかなと思います」とコメント。「ただ、選手たちは全員、Mリーガーは全員、自分たちが勝つために1つ1つ選択して、切磋して、一生懸命一打一打、打っていますので。その選択とか、その姿をみなさんに応援していただけたら、全員『うれしい』と思うと、私は個人的に思っています。なので、みなさんぜひ、最後まで楽しんで応援してもらえたらうれしいです」と気遣った。 【第1試合結果】 1着 赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)3万8700点/+58.7 2着 渋谷ABEMAS・日向藍子(最高位戦)2万8800点/+8.8 3着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)2万4700点/▲15.3 4着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)7800点/▲52.2 ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部