小池都知事の定例記者会見9月24日(全文1)盛り土問題内部調査結果今月中に
豊洲市場の盛り土問題についてなど
読売新聞:幹事社の読売新聞から何点か伺います。まずいわゆる盛り土問題の関係なんですけど、今お話があったとおり今月中に調査結果、内部調査の結果が公表されるという理解でよろしいんでしょうか。 小池:はい。公表しなければ意味がないと思います。 読売新聞:報告書みたいな形で。 小池:はい。体裁はどうなるかは別にしても中身はお知らせをする。そのつもりです。 読売新聞:今、知事もおっしゃった曖昧な点、方針変更の時期であるとか、いつ誰が決定したであるとか、これまでのこの説明と実態が異なっていた。こういった3点については、今月中にまとまる段階でなんからの答えを示されるという理解でよろしいでしょうか。 小池:私はそのことを期待いたしております。で、これは誰が悪い、彼がどうしたこうした、もさることながら、これからオリンピック・パラリンピックの課題も抱えております。そのほか都政は多岐にわたるわけでありまして、これまでの私、知事に就任してからのわずかでありますけれどもいくつもの問題点、この都政が抱えている課題はまだまだ多いと思うんですね。その意味で自律改革っていうのは、そもそもまな板のコイが自ら包丁を振りかざして身を切るとは思いませんが、しかしながらまずそこからやらないと駄目でしょということで、自律改革ということを都政改革本部の一番最初に挙げさせていただいている課題なわけですね。逆に言えば、どういう報告書を出してくるのかということは、私にとりましても大変興味のあるところだということでございます。で、都民の皆さま方にもそのことを知らしめることによって、都政に対して何を今後、改革していくべきかという、都民の皆さま方のご意見も伺えることになるのではないか。こう思っております。 そして、だからこれは、犯人捜しも、そこが目的ではなくて、都政のガバナンスですね。それからカタカナばっかり並べて申し訳ないんですが、企業だったら、言うところのコンプライアンスですね。ということで、だから内部統制であるとかガバナンス、誰が管理をして、誰が決定をしてという話、そちらと共通するところがございますので、この報告書なるものはその試金石になると。それは都政、この豊洲の問題だけではなくって、都政全体の在り方ということの試金石になるのではないかと、こう思っております。