ソフトバンクに敗れ厳しい表情の日本ハム・新庄監督

◇１８日　「２０２４　パーソル　クライマックスシリーズ　パ」ファイナルステージ第３戦　ソフトバンク３―２日本ハム（みずほペイペイドーム） 　敗退も自身の進退について明言しなかった。日本ハムの新庄監督はＣＳファイナルステージ第３戦の試合後に「僕がどうするかは、ドラフト会議が終わったときにしっかり答えを出します。ちょっと待っておいてください」と話し、２４日のドラフト会議も「行きます」と答えるのみだ。 　ドラフト会議には新シーズンに指揮を執る監督が出席し、時には自身でくじを引くこともある。今回のように進退が決まっていない指揮官が出席するのは異例だ。吉村チーム統括本部長も報道陣の取材に「まだ決まらない」と答え、続投要請の有無も「きょうは何も決まっていないです」とはぐらかした。 　２年目だった昨年はレギュラーシーズン終盤に続投要請を受託し、球団から新たに１年契約を結んだことを発表された。今回のスタンスとは明らかに異なっている。オフシーズンも新庄流を貫くということか。 　昨季までは２年連続最下位だったが、今季は初のＡクラス入りとなるリーグ２位を獲得。ＣＳファーストステージも突破した。が、ファイナルステージはリーグ優勝したソフトバンクの底力を見せつけられ、第１戦から３連敗。１勝もできぬまま敗退した。 　「シナリオ通りに行かなかった。（自身は）まだまだ凡人やね。もうすこし盛り上げたかったですね。３勝３敗くらいにもっていって…」。試合後は強打線で圧倒した相手ナインに向けて手をたたいてリスペクト。潔く負けを認めた。