ブラジル宮崎県人会が創立75周年記念式典=県人移住110周年も記念して=副知事や副議長、大使らが祝辞
和太鼓やダンス、剣道で賑やかにアトラクション
12時半から午後3時半まで、祝賀会が行われた。鏡割が佐藤副知事、野崎県議会副議長、宮崎県市議会議長会の前本尚登会長、林大使、清水総領事、蛯原会長6人で行われ、野崎幸士県議会副議長の音頭で乾杯した後、会場にいた約400人が料理に舌鼓を打った。 アトラクションでは、体感温度10度の中、野崎幸士県議会副議長が上半身裸になって『大太鼓ひむかの夜明け』をブラジル太鼓協会の高野慎太郎会長との共演で演奏、会場は勇壮な和太鼓の響きに魅了された。 ダンシングオールナイト(市田いつ子代表)の団員10人がリズム体操を軽快に踊り、祥こう流の鈴木愛子師範が舞扇を使って詩舞を披露した。剣道デモンストレーションはブラジル剣道連盟の会長でもある蛯原会長が審判を務め、カルドーゾ真司イアン2段、カルドーゾ・ファビオ・アウグスト初段、山本健太6段、渡辺エジソン6段、下前原浩二4段の宮崎県人会剣士有段者5人による剣道デモンストレーション「美しく・強く」をモットーに行われた。 歌謡ショーは竹下達也県人会代表が『祭り』、北郷つぎ子県人会代表が『無法松の一生』、パウリスタ・カラオケ連合会(UPK)とブラジル歌謡協会(ABRAC)の大橋さゆり代表が『あばれ太鼓』、大阪万博記念国際紅白の平間パウラ・ブラジル代表が『恋は天下のまわりもの』、原エライネ歌手がNHKおやじバトル・ノミネート曲で蛯原忠男作詞作曲『燃えてサンバ』を歌った。 パラナ州選出の西森ルイス連邦下院議員が到着、祝辞を述べた。その後、アギア・デ・オウロ・サンバ学校のサンバ隊がサンバを披露、みんな輪になって踊り閉会となった。
祝辞 宮崎県人会会長 蛯原忠男
ブラジル宮崎県人会創立75周年・県人移住110周年記念式典の開催にあたり、ひと言ご挨拶申し上げます。 本日は、ご多忙中にもかかわらず、このように多数のご来臨を頂きまして本当にありがとうございました。ご出席の皆様はもちろん、日本より佐藤弘之宮崎県副知事、野崎幸士県議会副議長、前本尚登宮崎県市議会議長会会長をはじめ、総勢19名、そして日本屈指の雛山を持って来てくださいました綾町の6名の方々に、心より感謝申し上げます。 また日本から本日到着され、そのままこちらにわざわざ直行される林禎二大使、並びに毎日の忙しい公用にもかかわらずご来席いただいた清水享在聖日本国総領事、私の友人でもあり、日系社会と日本との社会的経済的問題に休みなく奔走しているパラナ在の西森ルイス連邦議員(日伯議員連盟会長でもあります)、若手のホープとして期待される片桐キン連邦議員、宮崎県人子弟のゴラール林ロドリゴ・聖市会議員(この度は、表彰状ほかサンバショーの全ての費用を支援していただきました)、野村アウレリオ聖市会議員(各功労賞を準備していただきました)、羽藤ジェオルジ市会議員ほか政界の皆様、そして私たちにとって大変重要な、県連の谷口ジョゼー会長、日系社会の中心である文協をはじめ、日系コロニア有志の皆様、お一人お一人大変お忙しい中、ご来席いただきましたこと感謝申し上げます。 宮崎県人会創立75周年を迎え、これまでの諸先輩方のご苦労を想いますと大変ありがたくただただ感謝申し上げる次第です。会員の和を基軸とし、これからのさらなる県人会の発展に努力邁進していく所存です。何とぞ今後とも相変わらぬ皆様のご支援を賜りますようお願いし、式典開催のあいさつとさせていただきます。 本日は、大変ありがとうございました。Muitissimo obrigados.