ピエール瀧「仕事も全部なくなって時間ができたときに…」“素の自分”になって考えたときのことを振り返る
放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し、勝手に企画を提案していくTOKYO FMのラジオ番組「空想メディア」(毎週日曜 25:00~25:30)。 9月1日、8日(日)の放送は、Netflixオリジナルシリーズ「地面師たち」の出演で話題の、電気グルーヴのピエール瀧さんをゲストに迎えてお届けしました。この記事では、8日(日)の放送内容を紹介します。
ピエール瀧さんが出演するNetflixオリジナルシリーズ「地面師たち」。小説家・新庄耕さんによる同名小説を、「モテキ」「バクマン。」などのヒット作で知られる大根仁監督が実写化したクライムサスペンスです。綾野剛さんと豊川悦司さんがダブル主演をつとめ、欲望にまみれた不動産詐欺師“地面師”たちの姿を描いています。 地面師チームをまとめるリーダー役は豊川悦司さん、交渉役に綾野剛さん、同じく交渉と仲介役はピエール瀧さん、情報屋は北村一輝さん、“なりすまし”のキャスティング担当役を小池栄子さん、地面師を追う刑事はリリー・フランキーさん、だまされる大手不動産会社の社員役を山本耕史氏さんが演じるなど、濃厚なキャラクターのキャスティングもドラマの見どころの1つです。
高須:俺、今年61(歳)なんやけど、しっかり動けて、いろんなことやれたり、なんでも対応できる自分(でいるの)が、いろんな意味であと10年やなと思う。人生。そうすると、「こんなことしてて大丈夫か?」と思うてまうのよね。 瀧:どういうことですか? 高須:仕事も子育てもやってるし、いろんなことやってるけど、もっと自分の好きなことをやらんといかんと思っていて。これは(残りの人生の)配分が難しいな思うねん。そんなん、まだ思わんか? 瀧:思いますけど、僕はいろいろあったりして、仕事も全部なくなって(考える)時間ができたときに、何かに追われることがなくなって、そこで完全に素の自分になったんです。「さて、これからどうしよう」と。 高須:それがええ時間やったんやね。 瀧:そうですね。迷惑をかけた人からしてみたら「何言ってんだ!?」って話かもしれないですけど、シンプルにそう思います。昔、高須さんがウチに遊びに来てくれた頃、旅の話をよくしてたじゃないですか。「瀧、ネパールは面白いぞ!」とか。僕はそれでネパールに行ったりしてましたけど、僕のなかで高須さんはいろいろなところに行って、旅をしてた人ってイメージがあって。あえて、ちょっとハードなところに行ったり。 高須:そんなこともう全然してないな。ある程度の立場ができちゃったから。 瀧:僕が今それをやってるんですよ、YouTubeの「ピエール瀧 YOUR RECOMMENDATIONS(ユアレコ)」で。僕とマネージャーとプロデューサーとディレクターのおっさん4人で、みんなが行ったことのない、情報も何も知らないって所に行って、地元の人にオススメ聞いて、その通りにするっていう、ゆるゆる旅モノYouTube番組をやっているんです。 高須:うらやましいYouTubeやな。それはほんま贅沢やで。 瀧:そうですね。でも、そうすれば行けるんですよ。仕事とはちょっと違う、趣味の延長をみんなに公開しているようなもので、それぐらいがいいんですよね。 高須:それは毎回4人旅? 瀧:そうです。何も決めずに、ノーコーディネーターで行ってます。 高須:すげーな~。今の俺にそこまでのエネルギーあるかな(笑)。昔は普通にノーコディネイトで行ってたけどな~。 * 現在、電気グルーヴは35周年ツアー“3594”を開催中。10月6日(日)東京都 Zepp Hanedaでおこなわれる追加公演も決定しました。詳細は公式サイトをご確認ください。 (TOKYO FMのラジオ番組「空想メディア」放送より)
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