福本莉子、『全領域異常解決室』の撮影は「本当に忘れられない時間」 “神”としての心構えも
ドラマ『全領域異常解決室』最終回前となる第9話が12月11日にフジテレビ系で地上波放送、さらにFODでは同日に最終話の先行配信が開始となる。そのことを受けて、『前夜祭SPライブ~豊ちゃんと学ぶ日本の神々~』と題した生配信がYouTube、FODで行われ、“豊ちゃん”こと豊玉姫花/豊玉毘売命を演じる福本莉子、ドラマの神話監修を担当している平藤喜久子、フジテレビアナウンサーの新美有加が出演した。 【写真】ニコニコかわいい福本莉子 福本からの豊玉の役作りや収録裏でのキャスト陣の裏話、國學院大學で神話学教授として授業を行っている平藤のディープな解説が行われた濃厚な1時間の配信の後に、福本がマスコミ陣の囲み取材に応じた。 福本が演じる豊玉の正体は、水を自在に操る能力を持つ神の一柱「豊玉毘売命」。序盤は謎の神「ヒルコ」として疑われていたが、実は「全決」の仲間で、ヒルコを誘き出すために別で調査していた。福本は「豊ちゃんは自由気ままで自分が生きたいように生きているのが素敵だなと思います。小夢っち(広瀬アリス)という親友がいて、友情も大事にするし、興玉さんと付き合ってたこともある(劇中での神話上の設定)けど、小夢と興玉さんの恋を応援する優しい神様なところが好きです」と豊玉という役への思いについて語る。 単独行動で外のロケも多かった福本だが、太陽神「天照大神」に見守られていたのか、晴れ女として天気に恵まれていたという。物語後半からは、全決メンバーの一員として主演の藤原竜也らとの共演シーンも多く、撮影裏ではフレンドリーに話をしていたようだ。「台本の準備稿が出来上がると前室でみんながそのことで盛り上がっていて、みんながこの作品を楽しみながら撮影していました」と福本は撮影を振り返る。 残り2話では、藤原との2人だけのシーンも出てくる。「子供の頃からテレビで観ていたみなさんとお芝居できる環境が勉強になりましたし、本当に忘れられない時間になりました」と俳優として大いに刺激となった期間になっているようだ。 豊玉毘売命は海の神「オオワタツミ」の娘で浦島太郎が竜宮城で出会った乙姫のモデルとなっている。また、その正体は巨大な八尋鰐、つまりはサメの化身。豊玉が身につけているサメのぬいぐるみは、そのことを示しているというわけだ。まだマスコットの名前が決まっていないという福本にその名前を聞いてみると、近くで見守っていた平藤に「先生~!」と助けを求める。豊玉毘売命の子供の名前は、鸕鶿草葺不合尊(ウガヤフキアエズ)ということから、「ウガちゃん?」と助け舟を出すと、福本も「ウガちゃん! いいですね!」と気に入った様子。ちなみに、このマスコットは実際にグッズとして販売もされている。 最後に福本は今後の見どころについて、「これまで謎だったヒルコは人なのか神様なのか。全領域異常解決室VSヒルコということで、今まで謎だったことがどんどん解明されていく第9話、第10話になっています。最後まで見届けていただけると嬉しいです」と視聴者に向けてメッセージを送った。
渡辺彰浩