灘中学・高校生が制作した「自動販売機」 300時間以上かけて完成した作品に目を疑う
「LEGOブロックでできた自動販売機」がX上で話題になっています。 投稿したのは、Xユーザーの「灘校LEGO同好会(@nadalegoclub)」さん。 【写真3枚】LEGOで作った自動販売機を見る 当ポストは2024年5月14日時点で2900件を超えるいいねを集めるなど、大きな反響を呼んでいます。 LEGOブロックでできた自動販売機が話題となったことに関連し、記事後半ではLEGOグループの業績についても紹介します。 ※投稿された写真は【写真4枚】をご参照ください。 ※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
LEGOブロックで作られた「自動販売機」がX上で話題に
「今年のメイン作品、『自動販売機』です! 初の動作を組み込んだメイン作品で、ボタンを押すと実際に缶が出てきます! 筐体ではなく全てテクニックパーツと輪ゴムのみで動かしています! ぜひ高校3-3,4のLEGO同好会にお越しください!」 そんなコメントとともに投稿されたのは、3枚の写真でした。 そこに収められているのは、教室らしき場所に設置された一台の「自動販売機」。本物かと思いきや、LEGOブロックで作られたものだそう。 自動販売機の中に並ぶ飲み物を見ると、「飲料製品のパッケージ」が忠実に再現されています。お金の投入口やレバーといった細かいパーツも、しっかりと作り込まれていることがわかりますね。 こちらの自動販売機は、見た目が本物ソックリなだけでなく、ボタンを押すと実際に動くそう。あまりにもハイクオリティな制作物に、思わず目を疑ってしまいますね…。
制作したのは「灘中学校・高等学校」の学生
話題となった自動販売機は、兵庫県神戸市東灘区にある灘中学校・高等学校の「LEGO同好会」が制作したものだといいます。灘校LEGO同好会さんに、投稿について詳しい話をうかがいました。 自動販売機を制作した経緯を聞いてみると、「メイン作品の題材を決めるとき、世界遺産などは大方作られていたのでどうしようか悩んでいました」と振り返ります。 続けて「その時に、小学生の頃に工作でお菓子などの自動販売機を作っていたのを思い出し、原点回帰して缶まで全てLEGOの自動販売機を本気で作ろうと思い、制作しました」と話してくれました。 制作時間については「夏休みやその後の放課後に、200時間超(もしかしたら300以上? )かけて設計し、部員たちと100時間程度かけて制作しました」とのこと。合計すると約300~400時間という、長い時間をかけて作られた自動販売機。部員たちの努力の結晶ともいえる作品ですね。 ●「こ、高校生…? マジ…!?」など驚きの声が続出 制作でこだわった点について尋ねると、「釣銭のオレンジ色のレバーの独特な形状を、ブロック外しで見立てたことです。従来の用途と違う方法でパーツを使えるのがLEGOの面白さの一つです」と語ってくれました。 LEGOブロックの自動販売機はXを通して大勢の視線をくぎ付けにしたようです。ポストには「ありえんデカさで好き」「こ、高校生…? マジ…!?」「すごすぎて意味がわからない(笑)」といった驚きの声が続出。 投稿はエナジードリンクのブランド「ZONe」の公式Xアカウントの目にも留まったようで、ZONe公式アカウントが投稿を引用ポストするなど盛り上がっています。