大の里が翔猿を退け6勝2敗 前日の宇良に続き“小兵”連勝
<大相撲九州場所>◇8日目◇17日◇福岡国際センター 新大関の大の里(24=二所ノ関)が、5日ぶりの連勝で6勝2敗とした。取組前まで3戦全勝だった、東前頭5枚目の翔猿を、4度目の対戦でも破った。対戦成績こそ一方的だが、6日目に2場所連続で敗れた前頭若隆景をはじめ、上背のない下からの攻めを得意とする相手は苦手なタイプ。嫌なイメージを振り払うように、前日の前頭宇良戦に続き“小兵”に連勝した。 4日目に前頭阿炎に敗れてからは勝ち、負けが交互に続く展開だったが、初日から3連勝した3日目以来の連勝を飾った。06年夏場所の白鵬以来、18年ぶりの新大関優勝へ、自力優勝の可能性を残して折り返した。9日目は、小結若元春戦が組まれた。7月の名古屋場所では敗れている、けんか四つの三役が相手。先場所に続く2場所連続優勝には、まだまだ険しい道のりが待っている。