北九州市の中学生殺傷、女子生徒への殺人容疑で今週中にも再逮捕へ…男子生徒を先に刺した直後に犯行か
北九州市小倉南区のファストフード店で昨年12月、中3男女(ともに15歳)が男に殺傷された事件で、男子生徒への殺人未遂容疑で逮捕された同区の無職平原政徳容疑者(43)が、男子生徒を先に刺した直後に女子生徒を刺したことが捜査関係者への取材でわかった。女子生徒は死亡しており、福岡県警は平原容疑者を女子生徒への殺人容疑で今週中にも再逮捕する方針。 【イラスト】発生時の店内見取り図
平原容疑者は昨年12月14日夜、男子生徒の腰付近を刃物のような物で突き刺して殺害しようとした疑いで同19日に逮捕された。男子生徒は重傷とみられ、一時入院していた。死亡した女子生徒は腹部を刺されていた。
捜査関係者によると、平原容疑者は入店後、レジ待ちの列の最後尾に並んでいた2人に一直線に近づき、男子生徒に続いて女子生徒を刺した後、店を出て車で逃走。店に入って出るまで十数秒だった。男子生徒は平原容疑者について「全く知らない」と説明。県警のこれまでの捜査では、2人との面識や接点は確認されていない。
県警は2人を襲った動機や計画性の有無も慎重に調べている。