名古屋繁華街で進む書店再編 ── 差別化で挑む新店も
アーティスト作成スタンプで好みのブックカバーも
そんな再編が進む栄地区の書店に先月、新たな顔が加わった。株式会社リブロが展開するブック&カフェ「カルロバ」だ。東京にある堀口珈琲の豆を使用したコーヒーや、健康を意識したフードが味わえるカフェを併設。コーヒーを片手に本を読みながらゆっくりとくつろげる空間を提供している。 また、店内は木やスチール、コンクリートといった建築素材を活かした造りで、スタイリッシュで明るい雰囲気を演出しているのも特徴だ。 同社広報の金崎さんは「アーティストが作ったスタンプで、ブックカバーを自分の好きなデザインで作れるサービスなども用意しています」とこだわりの点を述べ、「周辺競合の大型店とは業態が異なるので、差別化できると判断しています」と強い意気込みを明かす。 栄地区の中で、新たな切り口で勝負を挑む同店は、再編が進む名古屋書店業界にとって起爆剤となるか注目が集まる。