SBIインシュアランス×アドバンテッジ 体調管理や保険、健康に関わる会社を比較【ライバル企業の生涯給与】
6月中旬だというのにまるで真夏のような暑さを感じる日があります。日中は汗だくでも、日が暮れると涼しくなり、今度は肌寒さに震えます。体調を崩す人が続出しているようです。 【会社のギモン】湖池屋「ポリンキー」の“三角形のヒミツ”は解決できるか? 今回は体調管理や保険など健康に関わる会社の社員待遇を比較してみます。SBIグループの保険持ち株会社の「SBIインシュアランスグループ」と、ストレスチェックなどを手掛ける「アドバンテッジリスクマネジメント」です。 SBIインシュアランスは2016年の設立。生命保険、損害保険、少額短期保険を軸に、インターネットでの効率的な保険販売に力を入れています。“インターネット金融のパイオニア”的な存在で、手軽なオンラインサービスが魅力です。 アドバンテッジは1995年に創業したアドバンテッジインシュアランスサービスが母体。団体長期障害所得補償保険からスタートしました。99年にグループ統括会社として当社を設立。メンタリティーマネジメント、就業障害者支援、リスクファイナンシングの3事業が柱です。企業向けの福利厚生や従業員のストレス管理、健康増進の分野に定評があります。 業績はどうでしょうか。2024年3月期(連結)で比較してみます。売上高はSBIインシュアランスが1093億円、アドバンテッジが70億円。経常利益は82億円と7億円、純利益は15億円と5億円です。 有価証券報告書(23年3月期)によると、社員の平均年収はSBIインシュアランスが895万3000円、アドバンテッジが614万円となっています。役員報酬は1人あたり平均で1240万円と970万円です。 年代別の推定年収は、30歳時はSBIインシュアランスが602万円、アドバンテッジが539万円。40歳時は808万円と724万円、50歳時は916万円と821万円です。 生涯給与はこうなります。 ▽SBIインシュアランス…2億9400万円 ▽アドバンテッジ…2億2600万円 両社の社員がこの収入に応じた平均的な支出を続けた場合、65歳時の推定資産(貯蓄可能額)はSBIインシュアランス3634万円、アドバンテッジ2482万円です。85歳時は922万円と1333万円。どちらも安定した老後が待っていそうです。 (データ提供「Milize」=https://milize.co.jp)