女子W杯得点王・宮沢ひなた選手、母校で初の子ども向け教室「サッカーに向き合い、楽しんで」
昨年のサッカー女子ワールドカップ(W杯)で日本人2人目となる得点王に輝いた、南足柄市出身の宮沢ひなた選手(マンチェスター・ユナイテッド・ウィメン)が兄の佳汰さん(久野FC)とともに、母校(星槎国際高校湘南)のグラウンドで子ども向けのサッカー教室を初めて開いた。世界を代表する選手となった今、子どもたちに伝えたかったのは、「サッカーに向き合い、楽しんでほしい」との願いだ。 22日に星槎湘南スタジアム(大磯町)で開催された教室には、県内外の児童・生徒ら110人が参加。小学校低学年の部ではミニゲームを中心に行い、宮沢選手自ら、相手チームに囲まれた際のボールキープなど世界屈指の技を披露した。付き添いの保護者も楽しめるように、あえて客席側でプレーするなど、配慮も“超一流”だった。 練習後にはサイン会が行われ、参加者全員と笑顔で交流。将来の「なでしこジャパン」(女子日本代表)入りを目標に掲げていた二宮町の根岸斡利(めぐり)さん(9)は「守備もドリブルもすごかった。サインしてもらったボールは宝物にする」と話していた。
神奈川新聞社