山本由伸2勝目も34歳メキシコ代表捕手とのコンビ 正捕手スミスと2人に感謝「たくさん学びながら」
◆米大リーグ ナショナルズ1―2ドジャース(25日・米ワシントンDC=ナショナルズパーク) 【動画】あわや顔面破壊の危機!山本が強烈ライナーをキャッチで自らを救う!! ドジャース・山本由伸投手(25)が25日(日本時間26日)、敵地・ナショナルズ戦に先発。6回97球を投げて4安打無失点、7奪三振で三塁すら踏ませない好投を見せ、2勝目(1敗)をつかんだ。 メジャー初勝利を挙げた今月6日(同7日)の敵地カブス戦に続き、この日も捕手はバーンズだった。ド軍の正捕手で4番も務めるスミスは強打が魅力。一方で34歳のバーンズはフレーミング能力などに優れ、WBCメキシコ代表でもある。2人のバッテリーは2試合で計11イニング無失点と好相性だ。由伸は「バーンズもスミスもたくさんコミュニケーションを取ってもらえて、前回も登板の後にもスミスから配球の面とかのアドバイスをたくさんもらいましたし、それをまた今日のピッチングに生かせた。どちらの捕手と組むこともあるので、いいところをたくさん学びながらピッチングできていると思います」と話した。 両打ちを含めて左打者を7人並べたナショナルズ打線。山本は初回、19年にオリックスで同僚だったメネセスから見逃し三振を奪うなど3者凡退の好発進を切った。すると、2回先頭のT・ヘルナンデスが6号ソロを放ち1点を先取。山本もリズムに乗り、2回も2三振でイニングをまたいで3者連続三振とした。3回は1死、4回は無死から二塁打を許して得点圏に走者を背負ったが、後続を打ち取って三塁に進めることすらなかった。 5回にはロサリオの打球速度104・8マイル(約168・7キロ)の強烈なライナー性の打球が顔面付近へ飛ぶヒヤリとした場面があったが、倒れ込みながらキャッチするスーパープレーを見せて、敵地ながら拍手を浴びて「気づいたらボールが目の前にあったので、たまたま反応できました。ビックリしましたけど、ビックリする間もなくボールが来ていたので(笑い)。運が良かったですね」と、苦笑いだった。その後は2者連続三振で5回を投げ切り、6回も2死から連打を浴びて一、二塁のピンチを背負ったが、最後はルイーズを遊ゴロに仕留めた。
報知新聞社