高岡鋳物の町、魅力知って ミラレ金屋町が開幕 着物ショーや展示、体験
●重伝建を舞台に 高岡鋳物(いもの)発祥の地である高岡市金屋町の魅力を発信するイベント「ミラレ金屋町」(富山新聞社後援)は22日、同町一帯で始まった。重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)の建物を舞台にした着物ファッションショーやギャラリー、ワークショップなどの催しが繰り広げられ、来場者が伝統的な町並みとものづくりを楽しんだ。 小泉家で行われた着物ショー「MIRAREこれくしょん」では、富大芸術文化学部などの2、3年生18人がモデルとなった。「trip(旅行)」をテーマに色鮮やかな着物に帽子をかぶったり、バラを手に持ったりして、フランスやロシア、エジプトなど18カ国を演出した。 母親と初めて金屋町を訪れた射水市大門小3年の長原寛奈さんは「町並みも着物もきれい」と話した。 小泉家では、富大芸術文化学部の松村浩之准教授が描いた洋画の大作も飾られた。 般若家では前田真知子さん(金沢市)の加賀象嵌(ぞうがん)の作品や東京都出身の堀貴春さん(同)の陶芸作品が展示された。錫の器に刻印を彫る体験も人気を集めた。 ミラレ金屋町は23日まで。着物ショーも屋外で行われる。