岩手県釜石で36.4℃、福岡県久留米で37.0℃…9月なのに猛暑日続出「この暑さいつまで続く?」 カギは海面水温「暑さと台風の深い関係」を解説
台風の日本への上陸数が最も多いのは、9月です。 太平洋高気圧の周辺の風に流されて、台風は放物線を描くように日本付近へ進みます。この先も台風が発生しやすい状態が予想されるため、日本を直撃するおそれがあります。 ■10月も台風の上陸に注意 また、今年は太平洋高気圧の張り出しが強いため、10月にかけて台風が日本付近を通りやすいでしょう。先月の台風10号のときのように、台風周辺の湿った空気が流れ込むことによって、台風から離れていても大雨となる可能性もあります。
平常時から、ハザードマップで避難所や避難経路を確認し、防災グッズを準備しておくと安心です。 そして、台風が来る前には窓を補強するなどの暴風対策、側溝の掃除や土のうを準備するなどの大雨対策を。断水や停電への備えとして「3つの満タン(ガソリン、生活用水、携帯のバッテリー」を覚えておくといいでしょう。いざというときの行動を具体的にイメージしておくと、身を守ることにつながります。
久保井 朝美 :キャスター、気象予報士、防災士